NETSEAから商品を仕入れたからといって簡単には稼げません。
国内最大級のBtoB卸のNETSEAは商品点数、利用者ともに多く、工夫もなく人気商品を仕入れるだけでは到底利益を生むことはできません。
NETSEAを使うには稼ぐのが難しい理由を理解して、他社と差別化していく必要があります。
本記事の内容
- NETSEAからの仕入れでは稼げないのか?
- 仕入れ先としてのNETSEAの特徴
- NETSEAのデメリット
- 稼ぐためのNETSEA活用方法
NETSEAを利用する際は、ニッチなジャンルを攻めたり、無在庫販売をしたりといった工夫が必要です。
ユーザー数が多く、仕入れ値も特別安いわけではないので、ここから仕入れれば確実に利益を確保できるというわけではなく、販売戦略とセットで使っていく必要があります。
目次
NETSEAからの仕入れでは稼げないのか?
NETSEAは利用者が多く参入障壁が低いため、誰でも稼げる卸サイトとは言えません。
人気商品が出ればすぐに多くのバイヤーが仕入れに殺到し、同一商品を扱う店舗が溢れてしまう。
それだけ利用者の多いサービスです。
だからと言ってNETSEAが稼げないわけではなく、活用次第では自社ショップの商品層を厚くしてくれる頼もしい仕入先になります。
稼げる・稼げないバイヤーがいる
NETSEAを利用するバイヤーには稼げるバイヤーと稼げないバイヤーに大きく分かれます。
仕入商品はブランド価値が高く需要の多い商品ばかりではありません。
むしろノーブランド品で、今人気の商品の類似品などが多数出品されています。
NETSEAを活用していくにはブランド価値に劣る商品でも販売していけるだけの販売力が必要です。
ノーブランド品でもしっかりと商品価値を訴求し、他者と差別化が図れるバイヤーだけがNETSEAをうまく仕入先に使うことができます。
稼げる仕組みづくりが必要
卸からの仕入れだから必ずしも安く仕入れできるとは限りません。
誰もが知っている有名ブランド商品が多数出品されているわけでもありません。
NETSEAを使って稼いでいくには商品を売っていくための仕組みづくりが重要になります。
- 無在庫販売
- ニッチ商材の需要掘り起こし
NETSEAでは上記のような販売方法が特に有効です。
無在庫販売に必要な梱包・ラッピング、消費者直送サービスや、膨大な商品点数だからこそ生まれるニッチな商材を活用すれば、稼げる確率がグッと高くなります。
仕入れ先としてのNETSEAの特徴
ネットショップを開店したての初心者や取扱商品数を増やしたいショップオーナーにNETSEAはオススメの仕入れ先です。
NETSEAは登録無料で利用でき、豊富な商品点数の中から好きな商材を選ぶことができます。
商品画像や説明文も提供してもらえるので、商品ページを作り込むのが苦手な方にも利用しやすいサイトです。
ネット仕入れができるサイトはいくらでもありますが、その中でもNETSEAがおすすめな理由をあげていきます。
個人事業主・法人なら無料で利用できる
NETSEAには登録料や利用料はかかりません。
アカウント登録は個人でもできますし、実際に取引する前には入会審査があり、個人事業主や法人の場合のみ取引開始することができます。
ネットショップを準備中の個人の場合も、取扱商品の確認はできるのでネットショップ開店前に商品リサーチをすることができます。
卸・メーカー提供の画像、説明文が利用できる
商品の画像や説明文の利用を許可しているサプライヤーが多く、それが分かりやすく表記されています。
商品を仕入れることのできるサイトはいくつもありますが、商品画像や説明文を使用していいと明記しているサイトはあまりありません。
直接問い合わせればOKがもらえるパターンがほとんどですが、許可申請が不要で素材使用の可否を確認できるのは便利な点です。
素材の使用については商品ページで表にまとめられているので非常にわかりやすいです。
小ロット仕入れ・消費者直送も選択できる
NETSEAは最小1点の小ロットから商品仕入れが可能で、消費者直送を選択できるサプライヤーも多数出展しています。
消費者直送を選択できるサプライヤーからは、NETSEAの商品を直接購入者に配送できます。
注文受注後に商品を仕入れて配送まで依頼できるため、無在庫での販売が可能です。
サプライヤー毎に配送までの期間や、送料が異なるため事前に確認が必要。
複数の決済方法が選べる
NETSEAでは複数の決済方法の中から支払い方法を選択できます。
NETSEAで利用できる決済方法
- 後払い決済(NP掛け払い)
- 後払い決済(Paid)
- PayPal決済(クレジットカード/銀行口座)
- 銀行振込
- 代金引換
- クレジットカード
全ての決済方法が自由に選択できるのではなく、サプライヤー毎に選択できる決済方法が違うので注意が必要です。
決済手段は豊富ですが統一されておらず、サプライヤー都合になるのは残念な点
NETSEAのデメリット
認知度が高く誰でも利用できるがゆえにNETSEAにはいくつかのデメリットがあります。
デメリットを理解した上で利用しないと、商品点数が多い分リサーチに無駄に時間を要してしまいます。
どんな仕入れサイトでもデメリットはあるので、しっかりと理解した上で利用しましょう。
ノーブランドの中国商材が多い
NETSEAには中国輸入のノーブランド商品が多く出品されています。
Aliexpressや淘宝(タオバオ)を覗いたことのある方ならよく見かける商品がチラホラと並んでいます。
輸入する手間や不良品が送られてこない安心感を買っていると考えると、NETSEAで仕入れるのもアリかもしれませんが、全く同じ商品では他店と差別化して販売することはできません。
よく売れている商材も中にはあるので、根気強くリサーチする必要があります。
他の仕入れサイトと比較しても利益率が低い
他の仕入れサイトと比較しても高い価格設定になっていることがよくあります。
NETSEAに出店している卸業者は、他の仕入れサイトにも出店してることがよくあるため、商材が頻繁に被ります。
複数の仕入れサイトを比較するとNETSEAが割高な値段設定になっていることがほとんどです。
他サイトに無い商材や、他よりも安い商材を見極める必要があります。
競合する商材を扱うショップが多数ある
NETSEAの商材を販売していると、他ショップと取扱商材が被るため差別化が難しくなります。
他の仕入れサイトと比較しても仕入れ値が高くなるため、より安い仕入れ先を保たれている場合には価格では勝負することができません。
主力商品にな理想な人気の商材も販売価格で他店に対抗できないようになると、販売方法に工夫が必要になります。
稼ぐためのNETSEA活用方法
利用者が多いため人気商品にはすぐに競合が現れてしまいます。
NETSEAを利用して稼いでいくためにはある程度の戦略が必要になります。
商品力だけで勝負するのではなく、ネットショップの仕組みでノーブランド品や低価格品を訴求していく必要があります。
NETSEAの活用例として次のような方法を取り入れれば競合との競争を避けることができます。
- ニッチ商材を探す
- 無在庫販売
- 他ネット卸と組み合わせる
ニッチな掘り出し物を探す
ブランド商品は少ないものの、需要の高い商品は存在します。
膨大な数の商品があるので、ノーブランド品やマイナーブランド品でもしっかりとリサーチすれば需要の高い商品は必ず見つかります。
小ロットからでも購入できるので、在庫を持ってもテスト販売してもいいし無在庫販売でもどちらでも販売できます。
Amazonなどでよく売れているけれど出品者がほとんどいない商品も探せば見つけることができます。
需要はあるが知名度の低い商品を見つけることができれば、売上UPに貢献してくれます。
一時的によく売れる商材を見つけられたとしても、参入障壁の低いNETSEAの場合には直ぐに出品者が増えて値崩れを起こすことがあるので注意が必要
無在庫販売で在庫リスクを無くす
NETSEAは無在庫販売ができるようになっています。
ネットショップ運営で大きなリスクになる在庫リスクを回避できるのは大きく、日々新規商品が増えるため商品候補探しに苦労することもありません。
商品ページに「ネット販売」「ネットオークション」など販売先の指定項目があり、無在庫販売をした際のトラブル回避にも役立ちます。
サプライヤー毎に購入数量や送料が異なるので注意が必要
他ネット卸と組み合わせて利用する
NETSEAで販売されている商品は高めの値付けになっているものが多いです。
他ネット卸と比較した際に、同じ商品でもNETSEAの方が高いことが多々あります。
NETSEAの利点は豊富な商品点数と利便性にあるので、その点をうまく利用して仕入れ販売に活かしていきましょう。
まとめ
NETSEAを使っても稼げないという意見はありますが、使い方を変えれば十分に稼ぐことができます。
ネットショップ初心者からでも利用できるので、ショップ取扱商品を増やすためにもNETSEAを活用してみてください。
NETSEAをうまく使うことができれば売上アップが狙えます。
誰でも無料で利用可能