BASEでネットショップを開店してみたものの、検索結果に表示されず集客がうまくいかないといった悩みはありませんか?
BASEは簡単にショップ開店ができる反面、構造的にSEO対策が打ちづらく、結果として検索流入からの集客が難しくなっています。
だからと言ってSEOに弱いかというとそういうわけではなく、少ないながらも行える施策がいくつかあります。
本記事の主な内容
- BASEがSEOに弱い理由
- BASEで行えるSEO対策
上記についてまとめていきます。
BASEもうまく利用すれば固定費がかからずネットショップを構築できるようになります。
SEOは短期間で結果の出るものでは無いので中長期的にショップへ集客できるように計画的に対策する必要があります。
対策箇所が複数あるため、検索順位を確認しながら改善を繰り返す必要があります。
目次
BASEのSEOが弱い理由
BASEは簡単にショップが作成可能なため、そもそも設定項目が少なくSEO対策に当たる設定が少ないため、構造的にSEOに弱くなっています。
簡単にネットショップが作れるコンセプトのため、細かい部分への拡張性が省かれている点。もう一つは利用ユーザー層にSEO知識があまり無いという点です。
ネットショップのSEO対策はいくつもの対応項目があります。
BASEでもポイントを押さえて対策を打てば、ある程度の検索流入を期待できます。
SEO対策のための設定項目が少ない
BASE内で行えるSEO対策の設定項目はほとんどありません。
- 商品名
- コンテンツ
この2つくらいです。本格的にSEO施策を行って検索流入を増やそうと思っても出来ない事がほとんどです。
BASEのAppsにある「SEO設定」を利用すると、キーワードとページ説明が追加できますが、直接的なSEO効果はありません。
ページ説明(meta description)に関してはSEOには効果は無いですが、検索結果に表示されるので、クリック率をあげるためにも記入しておくことが理想です。
そもそもSEO対策できていますか?
BASE利用者によく聞く「アクセスが集められない」現象は、SEO対策ができていない可能性があります。
BASEで行えるSEO対策
- 商品名の最適化
- コンテンツの充実
- 外部流入の確保
- 検索エンジンへのIndex
- 検索順位の定点観測
SEOではユーザーの求める情報がより充実したページが評価されて検索結果で上位に表示する事ができます。
内容の薄いページでは上位表示は望めないのでしっかりと対策していく必要があります。
BASEで検索順位を上げるSEO対策
BASEで検索順位を上げるには足りないコンテンツを追加していく必要があります。
対策できる項目が少ないながらもBASEで対策できる項目は次のようになります。
BASEで行うべきSEO対策
- 商品名にキーワードを入れる
- 商品説明を充実させる
- 動画や画像で滞在時間を伸ばす
- 独自ドメインを使わない
- Google、Bingにページをインデックスさせる
BASEでは商品ページ単位でのSEO対策は主だったものになります。
これらを対策するだけでも検索順位がつきやすくなり、少しずつ検索結果上にサイトのページが表示されるようになります。
商品名に狙ったキーワードを入れる
商品名には必ず需要のある検索キーワードを入れます。その際にはいくつかの注意点があります。
- 検索需要のあるキーワードを意識的に含める
- メーカー名・商品名・型番などを設定する
- サイト内の他の商品とキーワードがダブらないように注意する
- 文字数の目安は32文字程度
ECサイトでは上記のような点を最低限意識しながら商品名を設定します。
キーワードはユーザーが検索時に検索窓に打ち込む文字列のことで、次のようなものになります。
- canon
- canon プリンター
- canon プリンター pixus
Google検索ではこれらは3つは別々のキーワードとして扱われます。
検索需要のあるキーワードは単語が少なくなればなるほど高くなり、単語が多くなれば少なくなります。
「人気」「おすすめ」「安い」など、人目をひくキーワードを含めることも重要ですが、多用すると他のページとキーワードの重複が起こります。
キーワードが重複すると検索評価の順位を下げることになるので、できるだけ避けることをオススメします。
また、商品名は32文字程度を目安に決めます。もちろんオーバーしてもいいのですが、32文字を超えた場合には検索結果では省略されてしまうので、ユーザーに情報が伝わらない可能性があります。
もちろん商品ページを見てもらえば、32文字を超えていても省略されずに見せることはできるので、必要な情報は必ず前半にまとめるようにします。
商品説明を充実させる
商品説明も重要なSEOのポイントです。
一番重要なポイントは商品名ですが、商品説明の部分は他のECサイトとの差別化のためにできるだけ充実させる必要があります。
サイト訪問者の知りたい情報をできるだけ網羅的に記載すると、検索エンジンの評価も上がり、検索順位押し上げる効果があります。
- 商品の特徴・仕様
- 商品のメリット
- 商品のデメリット
上記のような商品購入にあたって知りたいポイントについてをできるだけ詳しく掲載するのが望ましいです。
商品のメリットを書くのは比較的簡単ですが、商品のデメリットについては隠しておきたいと考える方もおられると思いますが、ここをしっかり書いておくことが購入につながるポイントになります。
デメリット部分は消費者目線で言えば知りたい部分でもあるので書いた方が購入につながりやすいです。
ポイントなのはデメリットをそのまま書くのではなく、メリットに見えるようにライティングすることです。
- 機能が少ない場合:厳選した機能を搭載
- 型落ちの商品:最新機種よりもお手頃価格
など、デメリットに見えないように工夫しながら商品の情報をうまく伝えることが購入につながります。
動画や画像でページ滞在時間を伸ばす
ページ滞在時間を伸ばす施策はSEO対策に有効です。
Googleはページの滞在時間を検索順位の指標の一つにしていて、ページ滞在時間の長いページほどコンテンツが充実していると判断しています。
動画の埋め込みはページ滞在時間を伸ばすのに効果が大きく、画像の掲載を充実させることでも滞在時間を伸ばす事ができます。
画像を複数掲載する場合には画像のデータサイズに注意する必要があります。
データサイズが大きいとページ読み込み速度が遅くなり、ユーザビリティーを低下させます。
ECサイトに載せる画像はTinyJPGなどを使用して圧縮してから掲載するのがベストです。
自身で作成した動画を掲載するのがベストですが、動画は必ずしも自身で作成した動画である必要はありません。
ユーザーが知りたい情報が見れるものならなんでも大丈夫です。ユーザーに見てもらえる動画ならページ滞在時間を伸ばす効果が得られます。
独自ドメインを使わない
BASEでは独自ドメインを設定することができます。
ですが、独自ドメインは使用せずBASE初期設定時のドメインの使用をオススメします。
SEOでは「ドメインパワー」も重要なポイントで、独自ドメインを使う場合には多くの場合は新規に取得したドメインになると思います。
運用期間の短いドメインではドメインパワーが弱く、SEO的にも不利になります。
しかし、BASEデフォルトのドメインではドメインパワーがある程度あるため、これを使わない手は無いです。
独自ドメインで運用したい場合には、長期間かけてドメインを育てていく必要がある
Google、Bingにインデックスさせる
検索エンジンのGoogleやBINGにページをインデックスされないとどんなに検索してもサイトは表示されません。
時間をかければ検索エンジンがサイトを探し出し登録してくれますが、かなり時間がかかるため、サイト情報を直接送信してインデックスを促すのがオススメです。
Googleの場合
- ①「Google Analytics 設定」Appsを導入・設定
- ②「Google Search Console」でドメインを送信
- ③商品追加ごとにURLをインデックスする
Bingの場合
- ①「Bing Web マスター ツール」にアクセス
- ②Microsoft、Google、Facebookいずれかのアカウントでサインイン
- ③サイトURLを登録
上記の手順でサイトをインデックスさせます。
前提としてGoogleの場合はGoogleアカウント、Bingの場合にはMicrosoft、Google、Facebookいずれかのアカウントが必要になるので、事前に取得しておきます。
「Google Analytics 設定」Appsの手順に沿って、自分のBASEショップをGoogle Analyticsと紐付けします。
その次にGoogle Search Consoleを検索し、自分のBASEショップのドメインをGoogleに送信します。
Googleはインデックスされないと検索に反映されないので、できるだけ早くインデックスさせてしまう方がいいです。
待っていればGoogleが探し出してインデックスしてはくれますが、自分で送信するのが一番早い手段になります。
通常だと「sitemap.xml」を使ってまとめてURLを送信することができますが、BASEではそれができないため、商品を登録したらGoogle Search Consoleを使って商品毎にインデックス化することをオススメします。
対策キーワードの検索順位を定点観測する
そもそもすぐには検索順位は高くなりません。
SEO対策を施してもすぐに検索上位に自分のページを表示させることはできません。
競合がいない場合には比較的早く検索順位がつくことがありますが、通常だと商品ページを追加してから検索順位が定まるまで3ヶ月程度かかります。
慣れないとなかなか商品ページが上位に表示できず、悩むこともあるかもしれませんが、Googleの仕組み上どうしても時間がかかってしまうので気長に待ちましょう。
検索順位は検索順位チェックツールを使用し定点観測します。
windowsならGRC、MacならRank Trackerがおすすめです。
ツール | 価格 |
---|---|
GRC | 4,950円/年〜(税込) |
Rank Tracker | $149/年〜 |
SEOでは狙ったキーワードで上位表示するために対策を施していきます。
対策を行ってもすぐに効果が出るわけではなく、数週間〜数ヶ月かけて対策した結果が現れます。
全ての商品ページで対策が必要なため、手作業で順位変動を確認するのではなく自動でデータ取得ができるツールを利用するのがおすすめです。
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