AmazonでFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用するには商品をフルフィルメントセンターに納品しなければいけません。
FBA納品の際、Amazonでは商品を適切に扱うために梱包要件を定めていて、一部商品ではパッケージの上から袋詰めなどの梱包作業が必要になります。
適切に梱包を行わないと、Amazonでは追加手数料を支払う必要が出てきます。
ですが、商品を個別に再度梱包するのって面倒なので
Amazonの用意する梱包準備サービスを利用し、面倒な作業を削減しましょうというお話です。
目次
Amazonの梱包要件は守りましょう。梱包準備サービスの利用で時短
FBA納品の際、一部の商品は個別に梱包が必要です。
- 割れ物のエアキャップ梱包
- 液体の容器のビニール袋入れ
- ぬいぐるみなどのビニール袋入れ
などです。
輸送中の破損や液漏れ、汚れを防ぐための梱包になります。
商品パッケージそのままでは輸送の際に商品をより安全に運送するために必要な梱包になります。
FBAの納品要件
梱包のカテゴリー | 梱包資材 |
---|---|
ガラス/破損しやすい商品 | エアキャップ |
液体商品、粉、球状、粒状を含む商品 | ・シュリンクフィルム ・テープ ・ビニール袋 |
個包装がない商品、アパレル、ファブリック、ビロード、繊維商品 | ビニール袋 |
本体から離れやすい商品 | ・ビニール袋 ・テープ |
鋭利な部分を持つ商品 | エアキャップ |
納品不備による手数料の発生
FBA納品で梱包要件を満たしていない商品が到着した場合でも受領拒否にはなりません。追加の手数料が引かれFBA内で梱包要件を満たす処理が行われ納品作業が進められます。
ただし、納品の不備に違いはありませんので不要な費用が引かれることになります。
「納品不備受領手数料」として、別途手数料が引かれますが、コーチングレベルというAmazon独自の基準が設けられていて段階的に手数料が高くなるので注意が必要です。
FBA梱包準備サービスを活用し作業を効率化しましょう
無駄な手数料を支払うのではなく、FBAには「FBA梱包準備サービス」というオプションも準備されています。
事前に選択することで、「納品不備受領手数料」よりも安価に必要な梱包を行うことができます。
FBA梱包準備サービスの手数料
FBA梱包準備サービスを利用するとフルフィルメントセンターで商品を納品した際に必要な梱包作業を代行することができます。
商品1点あたりに対して手数料がかかります。
梱包要件 | 小型・標準サイズ | 大型サイズ |
---|---|---|
袋入れ | 25円 | 92円 |
テープ貼り | 20円 | 51円 |
エアキャップ | 51円 | 143円 |
※エアキャップの場合にはラベルが隠れてしまうため、ラベル貼付サービス込みの料金
納品不備受領作業手数料
納品不備商品を受領した際には手数料がかかります。
納品不備受領作業手数料は納品不備を繰り返すことで手数料が高くなりますが、ペナルティーが軽く手数料が安もので以下のような手数料がかかります。
納品不備受領作業 | 軽微 |
---|---|
ラベルの貼り付け | 52円 |
ビニール袋に商品を入れる | 92円 |
エアキャップで梱包 | 92円 |
テープで梱包 | 51円 |
事前にAmazonに依頼することで作業負担軽減
FBA納品準備の際にFBA梱包準備サービスの利用設定をします。
手数料的にも納品不備受領作業手数料よりも安価であるため、梱包準備サービスを利用するのもアリかもしれません。
もちろん自身で梱包するのもアリです
手数料を少しでも安くしたい方や、梱包作業に慣れている方などは自身で梱包するのもありです。
ビニール袋やエアキャップなどの梱包材もまとめて購入することでコストを抑えられるので、FBA梱包準備サービスよりも安くなります。
まとめ
FBAには梱包要件があります。フルフィルメントセンターに到着した際に梱包されていなければ納品不備受領作業手数料がかかります。
必要な作業だと分かっていればFBA梱包準備サービスを利用して無駄な時間を削減し、他の業務に時間を使いましょう。