FBAを利用すると在庫保管手数料が発生しますが、あまり意識せずに利用している方はいませんか?
在庫保管手数料は商品パッケージサイズによって手数料が決まりますが、単位が小さいため忘れがちですが、FBAに預ける商品点数が増えれば馬鹿にできない金額になってきます。
本記事の内容
- 在庫保管手数料とは?
- 在庫保管手数料の計算方法
- 長期在庫保管手数料
- 在庫保管手数料シュミレーター
在庫保管手数料は占有面積によって手数料が高くなります。
商品が大きくなればなるほど高くなるわけですが、計算方法が分かりづらく公式のシュミレーターなどもないので、手数料を引かれてみないと分からなかったりします。
在庫保管手数料の計算方法と、シュミレーターでどれくらいの手数料が発生するのかを確認してみてください。
目次
AmazonのFBA在庫保管手数料とは?
在庫保管手数料とは、Amazonの出品者向けのサービスFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用した際に発生する手数料の1つです。
FBAでは必ず発生する手数料のひとつで、「配送代行手数料」と「在庫保管手数料」を合わせてものがFBAの主な手数料となります。
在庫保管手数料は、「小型」「標準」「大型」の商品区分より基準金額が決まり、商品のパッケージサイズの3辺の長さを元に、FBAの保管倉庫FC(フルフィルメント・センター)に保管してから、梱包発送されるまでの保管日数に対し手数料を計算します。
在庫保管手数料にはもうひとつ保管期間が365日を越えた商品に毎月加算される「長期在庫保管手数料」があります。
在庫保管手数料の種類
- 在庫保管手数料
- 長期在庫保管手数料
どちらの保管手数料も商品のサイズが大きいほど手数料が大きくなるため注意が必要です。
FBA在庫保管手数料の計算方法
上記の計算式で在庫保管手数料は決まります。月額保管手数料の基準額は保管する期間、商品区分により異なります。
月額保管手数料の基準額
服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外の商品
期間 | 小型・標準 | 大型 |
---|---|---|
1〜9月 | 5.160円 | 4.370円 |
10〜12月 | 9.170円 | 7.760円 |
服&ファッション小物、シューズ&バッグ商品
期間 | 全てのサイズ |
---|---|
1〜9月 | 3.10円 |
10〜12月 | 5.50円 |
上記のサイズを基準に以下のように計算していきます。
基準額×商品サイズ(cm3)×(10cm×10cm×10cm)×保管日数/当月の日数
10cmごとの占有面積で計算されるため、小さな商品でも最低金額に収まることがなく、在庫保管手数料が課されるケースがよくあります。
FBA在庫保管手数料の確認方法
在庫保管手数料はセラーセントラルの画面から確認することができます。
在庫保管手数料は後からまとめて請求されるため、あまり気にされていない方の多いと思います。
実際には積み重なった金額が意外と大きくなっていたりするものです。
以下は確認方法になりますのでご確認ください。
「セラーセントラル」→「ペイメント」
「FBA手数料」→「小計」をクリック
「FBA保管手数料」を確認してみてください。
在庫保管手数料は商品が発送された後でないと金額が確定しないため、事前にどれくらいの金額が発生するのかの計算が難しくなります。
ですが1日あたりの在庫保管手数料と、回転率が分かっていればあり程度の予想をすることはできます。
FBA長期在庫保管手数料
フルフィルメントセンターに365日以上保管されている商品には長期在庫保管手数料が発生します。
毎月15日に対象となる在庫が保管されている場合には長期在庫保管手数料が発生します。
在庫一掃チェック実施日 | 長期保管手数料の基準額 |
---|---|
毎月15日 | 17.773円 |
上記の金額が(10cm×10cm×10cm)ごとにかかります。
メディア商品の場合は最低長期在庫保管手数料が課される場合も
メディア商品の場合には商品1点あたり10円の最低長期在庫保管手数料または、長期在庫保管手数料のどちらか高い方が手数料として課されます。
メディア商品は本、ミュージック、ビデオ・DVD商品、PCソフト、TVゲームのいずれかのカテゴリーに属する商品で、商品サイズが比較的小さくなりがちな商品です。
フルフィルメントセンターに365日以上保管された商品で、毎月15日の在庫一掃チェック実施日の際に在庫がある場合に手数料が課されます。
FBA在庫保管手数料シュミレーター
FBA在庫保管手数料のシュミレーターを用意しました。
ASINコードから簡単に1日と1ヶ月に発生する在庫保管手数料と長期在庫保管手数料を計算できます。
商品単体ではあまり大きくならない手数料の一つですが、多くの商品を扱っていればそれだけ毎月の負担になる手数料です。
利益計算の際にも必ず頭に入れておいて、利益をしっかりと確保できるようにしましょう。