「転職エージェントに登録してみたけど、どれを選べばいいのかわからない」「エージェントから紹介される求人が自分に合っていない気がする」。Webデザイナーとして転職活動を始めると、こんな悩みにぶつかる人は多いです。
私自身も最初の転職活動では、エージェントをうまく使いこなせませんでした。勤務地や給与などの希望条件を細かく伝えすぎた結果、紹介される求人がほとんどなくなってしまったり、逆に「現職より条件が悪い企業」を提案されて戸惑ったりした経験があります。面接慣れのために希望外の企業にも応募した方がいい、条件を少し緩めた方が選択肢が広がるといったエージェント活用のコツも、使い始めた当初はまったく知らなかったです。
転職エージェントは使い方次第で大きな武器になりますが、正しい活用法を知らないまま使うと、時間だけが過ぎてしまいます。
この記事では、実際にWebデザイナーとして転職エージェントを活用した経験をもとに、経験年数・転職目的別の最適なエージェントの選び方と、おすすめ9社を厳選して紹介します。この記事を読めば、今の自分にぴったりのエージェントが1社選べるようになります。
目次
Webデザイナーが転職エージェントを使うべき3つの理由

転職サイトで求人を探せばいいのでは、と思う方もいるかもしれません。しかしWebデザイナーの転職において、エージェントを使うことには明確なメリットがあります。
まず転職サイトとの根本的な違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | 転職エージェント | 転職サイト |
|---|---|---|
| 求人の種類 | 公開求人+非公開求人 | 公開求人のみ |
| サポート | キャリアアドバイザーが伴走 | 基本的に自力で進める |
| ポートフォリオ添削 | あり(エージェントによる) | なし |
| 年収交渉 | 代行してくれる | 自分で交渉 |
| 費用 | 無料(企業側が負担) | 無料 |
| 向いている人 | 転職先の質を上げたい人 | 幅広く自分で探したい人 |
この違いを踏まえて、エージェントを使うべき具体的な理由を3つ説明します。
- 非公開求人にアクセスできる
- ポートフォリオの添削で書類通過率が上がる
- 年収交渉を代行してくれる
非公開求人にアクセスできる
転職市場に出回る求人のうち、約30〜40%は転職サイトに公開されない非公開求人です。競合が少なく、条件の良い求人が多い傾向があり、エージェント経由でしか応募できません。特にWebデザイナー特化型エージェントは、UI/UXデザインや大手ECサイトのインハウスデザイナーポジションなど、スキルアップにつながる非公開求人を多数保有しています。
ポートフォリオの添削で書類通過率が上がる
Webデザイナーの転職で最初の壁になるのが書類選考です。自分一人で職務経歴書を書こうとすると、何をどう伝えればいいのか迷ってしまいがちですが、エージェントには応募書類のテンプレートが用意されており、項目に沿って入力を進めるだけで一定レベルの書類が仕上がります。私自身、このテンプレートのおかげで書類作成のハードルが大きく下がった経験があります。
さらに、模擬面接を通じて第三者の客観的な視点でフィードバックをもらいながら書類をブラッシュアップできたことも大きかったです。「この実績の書き方では伝わりにくい」「この作品をもっと前に出した方がいい」といった具体的なアドバイスは、自分一人では気づけない視点でした。エージェントのアドバイザーは採用企業の評価基準を把握しているため、「どの作品を見せるべきか」「どう説明すれば刺さるか」という観点でポートフォリオを磨いてくれます。
たとえばクリエイター特化型のHIGH-FIVEでは、ポートフォリオ添削を通じた高い書類選考通過率を強みとしており、独力での応募より通過率が大きく改善するケースは珍しくありません。
年収交渉を代行してくれる
自分で年収交渉するのは心理的なハードルが高いですが、エージェントが代行することで、適切な市場価値を企業に提示してもらえます。 IT・Web業界に強いGeeklyでは、エンジニア職種の利用者の約8割が年収アップを実現しているというデータがあり(2023年6月時点)、専門エージェントを活用した転職は年収アップを実現しやすい傾向があります。
Webデザイナーの転職市場と平均年収
エージェントを選ぶ前に、自分の市場価値を把握しておくことが重要です。
Webデザイナーの年収は経験年数とスキルによって大きく異なります。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」のデータをもとにした市場の目安は以下の通りです。
| キャリア段階 | 経験年数の目安 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 未経験〜入門 | 0〜1年 | 250〜330万円 |
| ジュニア | 1〜3年 | 330〜450万円 |
| ミドル | 3〜5年 | 450〜600万円 |
| シニア・UI/UX | 5年以上 | 600〜900万円以上 |
転職エージェントを活用することで、現職の年収から50〜100万円アップを実現するケースも多く見られます。特に「コーディングもできるデザイナー」「UI/UX設計経験者」「Figmaでのデザインシステム構築経験者」は市場での評価が高く、年収交渉の余地が大きい傾向があります。
自分の経験年数とスキルセットを棚卸しした上で、次のセクションの選び方を参考にしてください。
経験年数・目的別!あなたに最適なエージェントの選び方

転職エージェントに「とりあえず登録」するのが最も非効率な方法です。自分のキャリア段階と転職目的を明確にしてから、最適なエージェントを選びましょう。
未経験・スクール卒業直後の方
→ 総合型エージェント+未経験OKの求人数で選ぶ
スクールを卒業したばかりで実務経験が乏しい段階では、まず「未経験OKの求人数が多い」エージェントが優先です。特化型エージェントは即戦力向けの求人が中心のため、書類選考すら通らないケースが多くなります。リクルートエージェントやワークポートのような大手・総合型でまず実務経験を積める環境を見つけることを優先しましょう。
実務1〜3年でキャリアアップを狙う方
→ Web・クリエイター特化型エージェントを選ぶ
1〜3年の実務経験があれば、Webデザイナー特化型エージェントへの登録が本格的に機能し始めます。Geeklyやマイナビクリエイターなど、IT・クリエイター職に特化したエージェントは求人の質が高く、キャリアアドバイザー自身がWebデザインへの理解が深いため、ポートフォリオの的確なアドバイスが得られます。
実務5年以上でハイクラス・年収アップを狙う方
→ 専門特化型+年収交渉実績で選ぶ
5年以上の実務経験を持ち、UI/UXデザインやWebディレクション経験があれば、より専門性の高いエージェントを選びましょう。レバテックキャリアやLIGエージェント、マスメディアンなど、ハイクラスのクリエイティブ求人を保有するエージェントを活用することで、年収アップの交渉も有利に進められます。
フリーランス転向・独立を検討している方
→ フリーランス対応エージェントで選ぶ
正社員転職だけでなく、フリーランス案件の獲得も視野に入れているなら、フリーランス対応のエージェントを選ぶことが重要です。webistやHIGH-FIVEは正社員求人とフリーランス案件の両方を扱っており、将来のキャリアパスを見据えた相談ができます。
目的別おすすめWebデザイナー転職エージェント9選

上記の選び方をもとに、目的別に厳選した9社を紹介します。まず各社の特徴を一覧で比較します。
| エージェント名 | 特化度 | 向いている人 | 求人数目安 | ポートフォリオ添削 |
|---|---|---|---|---|
| リクルートエージェント | 総合型 | 未経験・初転職 | 50万件以上 | あり(一般的) |
| ワークポート | IT・Web寄り総合 | 未経験〜1年 | 約5万件 | あり |
| Geekly | IT・Web特化 | 1〜5年 | 約3.8万件 | あり(詳細) |
| マイナビクリエイター | クリエイター特化 | 1〜3年 | 非公開 | MATCHBOX対応 |
| レバテックキャリア | IT・Web特化 | 3年以上 | 非公開 | あり(詳細) |
| LIGエージェント | クリエイター特化 | 5年以上 | 非公開 | 現役デザイナー添削 |
| マスメディアン | 広告・クリエイター | 広告業界志望 | 非公開 | あり |
| webist | クリエイター全般 | 正社員・FL検討中 | 非公開 | あり |
| HIGH-FIVE | クリエイター特化 | FL・ハイクラス | 非公開 | あり(通過率62%) |
未経験・入門向け
リクルートエージェント

国内最大級の求人数を誇る総合型エージェントです。未経験OKのWebデザイナー・Web制作求人も豊富に保有しており、初めての転職活動でも手厚いサポートを受けられます。面接対策や履歴書・職務経歴書の添削も充実しているため、転職活動自体が初めての方に特に向いています。キャリアアドバイザーの質にばらつきがある点は注意が必要ですが、まず登録すべき1社として外せません。求人数の多さから「とにかく選択肢を広げたい」という方の最初の登録先として最適です。
おすすめの方
転職活動が初めて、または未経験からWebデザイナーを目指す方
公開求人数
約50万件以上(2025年時点)
特徴
全国対応、面接対策・書類添削が充実
ワークポート

IT・Web業界に強い転職エージェントで、未経験〜経験者まで幅広く対応しています。「転職コンシェルジュ」と呼ばれる担当者が一人ひとりに対して親身なサポートを行うのが特徴です。
Web制作会社やデザイン会社への転職実績が豊富で、未経験でもポートフォリオをしっかり準備すれば紹介してもらえる可能性が高いです。スピード感のある対応が評判で、早期転職を目指す方に適しています。質問への返答が30分以内というスピード感を評価する口コミも多く、転職活動をテンポよく進めたい方に向いています。
おすすめの方
IT・Web業界への転職を急いでいる方、未経験〜経験1年程度の方
特徴
レスポンスが速い、IT・Web業界の求人が豊富
キャリアアップ向け
Geekly(ギークリー)

IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントです。Webデザイナー求人の7割以上が自社サービスの案件という特徴があり(2026年2月時点)、他のエージェントにはないユニークな求人が多いのが強みです。業界知識の深いキャリアアドバイザーが在籍しており、デザイナーのポートフォリオ評価に慣れているため「この作品はどう見られるか」という具体的なフィードバックが得られます。他社の平均転職期間が約2ヶ月かかるところ、Geeklyでは約半分の期間で内定が出るケースも多いとされており、スピード転職を求める方にも向いています。
おすすめの方
IT・Web業界での転職を考える実務1〜5年の方
特徴
デザイン職の理解が深いアドバイザー、非公開求人が多い
マイナビクリエイター

クリエイティブ職専門の転職エージェントで、Webデザイナー・グラフィックデザイナー・UI/UXデザイナーなどの求人を専門的に扱っています。登録すると無料でポートフォリオ作成サービス「MATCHBOX(マッチボックス)」を利用できるのが大きな特徴で、ガイドに沿って入力するだけでクオリティの高いポートフォリオを作れます。ポートフォリオに自信がない方でも、Web業界出身のアドバイザーが「企業から高く評価されるポートフォリオの見せ方」を具体的に指導してくれるため、書類通過率の改善が期待できます。
おすすめの方
ポートフォリオに自信がない方、クリエイター専門のサポートを受けたい方
特徴
MATCHBOX(ポートフォリオ作成ツール)が無料で使える、Web業界出身のアドバイザー
レバテックキャリア
IT・Web系エンジニア・クリエイター向けの転職エージェントとして高い評判を持ちます。Webデザイナーだけでなく、フロントエンドエンジニアやWebディレクターなどの求人も豊富なため、デザインとコーディングを両方できる方や、ディレクション方向へのキャリアチェンジを考えている方に特に向いています。年収600万円以上を目指せるWebデザイナー求人が充実しており、実務3年以上のデザイナーが本領を発揮できるエージェントです。Web業界に精通したアドバイザーによる「市場価値の正しい伝え方」のサポートは、年収交渉の場面で大きな力を発揮します。
おすすめの方
実務3年以上でスキルアップ・年収アップを目指す方、コーディングスキルも持つデザイナー
特徴
年収600万円以上の求人が充実、IT・Web業界への深い知見
ハイクラス・年収アップ向け
LIGエージェント
Web制作会社として有名なLIGが運営する転職エージェントです。求人応募の際に必ずメンターと面談を行うため、転職準備の精度を上げてから応募できる体制が整っています。現場感覚のあるアドバイザーが「この会社の実態」「入社後に活躍できるか」という踏み込んだ情報を提供してくれる点は他社にない強みです。ハイクラスのWebデザイナー求人やUI/UXデザイナー求人が中心で、年収600万円以上のリモートワーク可能な求人や、有名企業の非公開求人も豊富に保有しています。
おすすめの方
ハイクラスのWeb・クリエイティブ求人を探す実務5年以上の方
特徴
Web制作会社運営ならではの現場目線、中上級者向け求人が中心
マスメディアン

広告・マーケティング・クリエイター職専門の転職エージェントです。「宣伝会議」のグループ会社として、広告・マーケティング業界の豊富な人脈と情報ネットワークを持っています。Webデザイナーの中でも、広告制作・ブランディング・マーケティング寄りのポジションを探している方に強みがあります。マーケティング視点を持つデザイナーの価値を正当に評価してくれる求人が多く、広告代理店やブランディング会社への転職を考えている方に特に向いています。
おすすめの方
広告・マーケティング寄りのデザイン職を目指す方
特徴
宣伝会議グループのネットワーク、広告・クリエイター専門
フリーランス・副業向け
webist

クリエイター専門の転職・フリーランスエージェントで、Webデザイナー・グラフィックデザイナー向けの正社員求人とフリーランス案件の両方を保有しています。「正社員かフリーランスか迷っている」という方でも、両方の選択肢を同時に検討できるため、キャリアの方向性を決める際の相談相手として機能します。首都圏の求人が中心ですが、リモートワーク案件も増えています。
おすすめの方
正社員・フリーランスどちらかを迷っている方
特徴
正社員・フリーランス両方対応、クリエイター専門
HIGH-FIVE
クリーク・アンド・リバー社が運営するクリエイター向け転職エージェントです。書類選考通過率62%という実績を公表しており、1人のエージェントが企業と求職者の双方を支援する「両面型」のサポート体制が特徴です。企業側の採用担当者が何を求めているかを熟知した上でアドバイスしてくれるため、選考対策の精度が高いです。グローバル・外資系企業のクリエイター求人も保有しており、英語力とデザインスキルを両方持つ方には他のエージェントにはないレアな求人が見つかります。30年以上の転職支援実績があり、信頼性の高さも魅力です。
おすすめの方
書類通過率を上げたい方、グローバル・外資系企業でのデザイン職を目指す方
特徴
書類選考通過率62%の実績、両面型サポート体制、30年以上の支援実績
転職エージェントを最大限活用するための使い方

エージェントに登録しても「いい求人が来ない」「担当者が合わない」と感じるケースは少なくありません。受け身にならず、主体的に動くことが転職成功の鍵です。
登録前に「転職軸」を言語化しておく
エージェントとの初回面談で最も重要なのは、自分の希望条件を明確に伝えることです。「なんとなく年収を上げたい」「とにかく良い会社に行きたい」という曖昧な状態で面談に臨むと、アドバイザーも方向性が定まらず、的外れな求人を大量に送ってくる原因になります。
事前に以下を整理しておきましょう。
- 転職の優先順位(年収・スキルアップ・働き方・業界のどれが最優先か)
- 希望する業種・職種(Web制作会社・インハウス・広告代理店など)
- 絶対に譲れない条件(リモートワーク可・残業時間の上限など)
担当者との相性が悪い場合は変更を依頼する
担当アドバイザーとの相性が合わないと感じたら、遠慮なく変更を依頼して構いません。「今後の方向性についてより詳しく話し合いたいので、担当者を変更していただくことは可能ですか?」と問い合わせフォームや電話で伝えるだけです。担当変更は珍しいことではなく、エージェント側も対応に慣れています。
複数登録するなら使い分けを明確にする
転職エージェントは複数登録が基本です。ただし、同じ求人に複数のエージェント経由で応募するのはマナー違反になるため注意が必要です。使い分けの目安として、「メイン1社+サブ1〜2社」という構成が管理しやすいです。メインは自分のキャリア段階に合った特化型エージェントを選び、サブは大手総合型で求人の網羅性を補う形が効果的です。
連絡が多すぎると感じたら早めに伝える
一部のエージェントはメールや電話の連絡頻度が高く、転職活動に集中できないと感じることがあります。その場合は「連絡はメールのみにしてほしい」「週1回程度のペースで進捗確認したい」と具体的に伝えることで改善できます。早めに伝えることで関係が悪化することはなく、むしろ希望に沿ったサポートが受けられるようになります。
転職エージェントを使った転職活動の流れ

初めて転職エージェントを使う方のために、登録から内定までの一般的な流れを説明します。
ステップ1:エージェントに登録する(1〜2日)
公式サイトから必要情報を入力して登録します。氏名・年齢・経験職種・希望条件などを入力するだけで完了します。複数社を同時に登録しておくのがおすすめです。
ステップ2:キャリアカウンセリングを受ける(1〜2週間以内)
登録後、担当のキャリアアドバイザーから連絡が来て、オンラインまたは対面でカウンセリングを行います。ここで転職の目的・希望条件・スキルを詳しく伝えましょう。この面談の質が、その後に紹介される求人の質を大きく左右します。
ステップ3:求人の紹介・選定(1〜2週間)
カウンセリングの内容をもとに、アドバイザーから求人が紹介されます。気になる求人を選んで応募意志を伝えましょう。この段階で「希望とずれている」と感じたら、遠慮せずにフィードバックを伝えることが重要です。
ステップ4:応募書類・ポートフォリオの準備(並行して実施)
応募する企業が決まったら、職務経歴書・ポートフォリオをアドバイザーと一緒に仕上げていきます。特化型エージェントのアドバイザーは「この企業はどういう人材を求めているか」を把握しているため、的確なフィードバックが得られます。
ステップ5:面接対策・選考(2〜4週間)
書類選考を通過したら、面接対策を受けて本番に臨みます。企業ごとの傾向や、よく聞かれる質問への回答準備をアドバイザーと行います。面接後は必ずフィードバックを求め、次の選考に活かしましょう。
ステップ6:内定・条件交渉(1〜2週間)
内定が出たら、年収・入社時期・勤務条件などの交渉をエージェントが代行します。自分で言いにくい条件もエージェント経由で伝えられるため、遠慮せず希望を伝えましょう。
エージェントを活用した場合、登録から内定まで平均1〜3ヶ月が目安です。
AI時代にWebデザイナーが転職で評価されるスキルとエージェントの選び方

2025〜2026年、生成AIツールの普及によってWebデザイン業界は大きく変化しています。CanvaやFigma、Adobe FireflyなどのAIツールが制作工程を効率化する一方で、「AIに代替されにくいスキル」を持つデザイナーの価値が高まっています。
AIに代替されにくいWebデザイナーのスキル
現在の転職市場で特に評価されているのは以下のスキルです。
- UI/UXデザイン設計力: ユーザーの行動心理を理解したうえでのワイヤーフレーム設計・情報設計
- マーケティング視点: コンバージョン率・クリック率などの数値を意識したデザイン判断
- Figmaの実務活用: コンポーネント設計・デザインシステムの構築
- AIツールを使いこなす能力: 生成AIを制作ワークフローに組み込み、業務効率化を実現している実績
AIを理解するエージェントの見極め方
転職エージェントを選ぶ際、「AIを活用したデザイナーの価値をきちんと評価できる求人を持っているか」を確認することが重要です。面談時に「AIツールを使った業務経験があるのですが、それを評価してくれる企業の求人はありますか?」と直接聞いてみてください。この質問に対して具体的な求人や企業名を挙げられるアドバイザーは、現在の市場動向を把握している証拠です。
特にGeekly、レバテックキャリア、LIGエージェントはIT・Web業界の最新トレンドを把握した求人が多く、AI時代のスキルセットを評価してくれる企業の求人を比較的保有しています。
未経験からWebデザイナーに転職するためのステップ

未経験からWebデザイナーを目指す場合、いきなりエージェントに登録しても「紹介できる求人がない」と言われる可能性があります。段階的に準備を進めることが重要です。
ステップ1:基礎スキルを習得する
HTML/CSS・Figmaの基礎は最低限習得しておく必要があります。スクールを活用する場合は、制作実績が就職支援とセットになっているコースを選ぶと効率的です。独学の場合はUdemyなどの動画教材とドットインストールの組み合わせが定番です。現在はFigmaの操作を学べる公式チュートリアルも無料で充実しているため、積極的に活用しましょう。
ステップ2:ポートフォリオを3作品以上用意する
未経験での転職でエージェントに相談できる最低ラインは「自分で作ったWebサイトが3作品以上ある」状態です。クライアントワークがなくても、自分のポートフォリオサイト・架空のサービスサイト・既存サイトのリデザイン制作などで代替できます。作品数より「なぜこのデザインにしたか」を説明できることの方が重要です。
ステップ3:エージェントに登録して方向性を相談する
ポートフォリオが3作品以上揃ったら、まずリクルートエージェントかワークポートに登録し、現状のスキルで紹介可能な求人があるかを確認しましょう。この段階で「まだ難しい」と言われた場合は、さらにスキルアップして再挑戦するための具体的なアドバイスを得ることができます。
Webデザイナー転職エージェントに関するよくある質問
Q. 転職エージェントは何社登録すればいいですか?
2〜3社が適切です。1社だと求人の選択肢が限られ、4社以上だと管理が煩雑になります。「メイン1社+サブ1〜2社」の構成で、特化型と総合型を組み合わせるのが効果的です。
Q. ポートフォリオがない状態でも登録できますか?
登録自体は可能ですが、Webデザイナーとしての求人紹介は難しくなります。まず3作品以上のポートフォリオを用意してから登録することをおすすめします。マイナビクリエイターのMATCHBOXのように、登録後にポートフォリオ作成ツールを提供しているエージェントもあるので活用しましょう。
Q. エージェント経由で年収はどれくらいアップしますか?
スキルや経験年数によって大きく異なりますが、実務3年以上のWebデザイナーであれば50〜100万円程度の年収アップを実現するケースも珍しくありません。エージェントが年収交渉を代行してくれる点が大きく影響します。
Q. 担当者を変えてもらえますか?
可能です。「相談をより深くしたいので担当者を変更していただけますか」と問い合わせるだけで対応してもらえます。担当変更を依頼することへの遠慮は不要です。
Q. 在職中でも転職エージェントを利用できますか?
もちろんです。むしろ在職中の転職活動の方が精神的な余裕があるため、条件を妥協せず転職先を選びやすくなります。エージェントは面接日程の調整も代行してくれるため、仕事をしながらでも転職活動を進めやすいです。
Q. 転職活動にかかる期間はどれくらいですか?
エージェントを活用した場合、登録から内定まで平均1〜3ヶ月程度が目安です。ただし経験年数・希望条件・ポートフォリオの完成度によって大きく変わります。Geeklyのように平均より短期間で内定が出るエージェントもあります。
まとめ
Webデザイナーの転職エージェント選びで最も重要なのは、「今の自分のキャリア段階と転職目的に合ったエージェントを選ぶ」ことです。未経験なら総合型で求人数を確保し、実務経験があれば特化型でポートフォリオ添削と年収交渉力を活かす。この基本を押さえるだけで、転職活動の質が大きく変わります。
また、2025〜2026年のAI時代においては、UI/UX設計力・マーケティング視点・Figma活用といったスキルが正当に評価される求人をエージェントが持っているかどうかを確認することも忘れないでください。
まずは自分のキャリア段階を確認し、この記事でおすすめした中から1〜2社に登録することから始めてみましょう。