転職エージェント利用者の話を聞くとエージェントにむかついたり、不快感を感じたことがあるという体験談をよく耳にします。
自身の経験でも強引な話の進め方や、業界理解の浅さにエージェントに不満を持つことはあるもののむかつくとまでは感じたことはなかった。
本記事の内容
- むかつく転職エージェントの特徴
- むかつく転職エージェントがいる理由
- 合わないと感じた時の対処法・解決策
- 転職エージェントとの上手な付き合い方
本記事では、むかつく転職エージェントに当たってしまう理由とその解決策について解説していきます。
人によって差はあれどエージェントの対応に不満を感じる場面はあります。
ただ大事なことは転職を成功させることなので、希望条件や好条件を掴むためにエージェントを使い倒すことが重要です。
転職エージェントとの上手い付き合い方を知って、有益なサービスを転職に利用しましょう。
目次
むかつく転職エージェントの特徴

転職エージェントの利用経験者の多くはむかつく対応をするエージェントを経験しています。
単純にエージェントの対応の悪さを指したものだけでなく、転職エージェントだからこそ感じる不愉快さも含まれています。
むかつく転職エージェントの特徴
- 上から目線
- 電話やメールの頻度が多い
- 興味のない求人を薦めてくる
- 業界知識に乏しい
- 内定後の対応が強引
転職エージェントを経験したことのある方なら、担当者の若さが気になったことのある方も多いはず。
大手ほどその傾向が強く、社内都合で担当者がコロコロ変わります。
エージェント自身の経験不足によって的確なサポートができない結果、利用者に不満を抱かせてしまっている部分が多かれ少なかれ存在します。
むかつく転職エージェントがいる理由

むかつく転職エージェントが生まれてしまう背景には、転職エージェントの売上の仕組みが関係しています。
求人掲載の掲載量によって成り立つ求人サイトと異なり転職エージェントは入社が決まるタイミングで売り上げが発生します。
自社のサービスを利用してもらって売り上げを伸ばすためにも、多くの転職者を出す必要があります。
そのために若干強引になってしまっている部分が生まれています。
転職エージェントは成果報酬
転職エージェントは成果報酬型のビジネスモデルです。
利用者の転職後年収の30〜35%が報酬になるため、より高額な給与条件を引き出し、多くの転職者を出すために短いスパンでの転職を薦めてきます。
転職者の立場なら、給与条件の他にも福利厚生やキャリアプランについても加味した上で転職先を決めたいものですが、転職エージェントの立場では年収が最重要なポイントになります。
個人的なノルマ達成
転職エージェントも営利企業なので、転職希望者の要望も大事ですが売り上げを上げることも大事です。
転職活動を初めてからできるだけ短期間で転職先が決まるように積極的に動いてきます。
エージェントに言われるがままに進めていると、当初の希望からかけ離れた企業に入社していることもあります。
どんな企業に入り、どんなキャリアを描きたいのかを自分自身でしっかりと決めておく必要があります。
担当者との相性問題
エージェントはただ求人を紹介するだけではなく、企業との仲介役にもなるので相性もとでも重要です。
業界知識やエージェント自身のモチベーションによってはなかなか選考がうまく進まないこともあります。
自分自身の問題点を修正していくことも大事ですが、担当者がうまく企業へ情報を伝えられているかを見極め、不足があるようなら担当者を変えてもらうのも一つの手です。
合わないと感じた時の対処法・解決策

合わないと感じた時のための対処法・解決策はシンプルですが、知らないと人によってはドツボにハマる危険性があります。
対処法・解決策
- 希望条件を具体的に伝えておく
- 複数者の転職エージェントを併用する
- 担当者を変えてもらう
転職慣れしていないと、転職エージェントの都合に合わせて転職させられてしまいますが、転職者自身が情報を精査できれば流されて目的を見失うようなこともありません。
自分の希望条件を実現するためにも転職エージェントを使うなら気をつけておきたいところです。
希望条件を具体的に伝えておく
担当エージェントには希望条件を具体的に伝えておく必要があります。
業界知識が豊富なエージェントばかりが揃っているとは限らないので、自分のキャリアやスキルを説明し、希望条件を伝えたとしても的外れな求人を薦められることもあります。
的外れなオススメを断り、エージェントと対策していく方向性を明確にするためにも具体的な情報共有が重要です。
複数社の転職エージェントを併用
転職エージェントは複数者併用するのが一般的です。
同じような求人を保有していても、転職エージェントによってうまくアピールできたり、できなかったりの相性が存在します。
自身のキャリアをバックアップして十分にアピールしてくれると感じる転職エージェントから応募するのが一番です。
複数者利用することでその転職エージェントしか保有していない求人を見つけることができる点もメリットです。
複数者併用している場合でも応募済み企業に違うエージェント経由で再度応募するのはNG
担当者を変えてもらう
合わないと感じたなら担当者を変えてもらうのも一つの手です。
人と人の付き合いなのでどうしても相性問題は発生してしまいます。
言葉遣いが気になったり、熱量を感じないエージェントに当たってしまった場合は早めに担当者を変えてもらうように相談することも重要です。
マイナビなどはエージェントの上長がやりとりをフォローするなど相性解決につながる仕組みを持っている転職エージェントもある
転職エージェントとの上手な付き合い方

転職エージェントを上手く利用すればむかつくエージェントでも利用価値は十分にあります。
転職エージェントごとに独自サービスを持っているので複数社を併用することで転職活動に活かすことができます。
上手い付き合い方
- 独自サービスを活用する
- 好条件を引き出せるエージェントを利用する
上手く利用するのも重要ですが、自分にとっての好条件を引き出してくれるエージェントをベースに転職活動を進めることです。
メインの転職エージェントを決めつつ、サブの転職エージェントを活用することで効率的に転職を進めることができます。
求人紹介以外の独自サービスを活用する
転職エージェントごとに独自サービスを持っているので、複数者を併用するならそれを活用すべきです。
どこの転職エージェントも完璧ではないので、複数者併用し利用できるサービスを使い倒すのが大事です。
強みや独自サービスを持った転職エージェントがいくつもあるので、そのサービスを他エージェントにも活用すれば弱点を補完することができます。
転職エージェントに付随するサービスならむかつくエージェントと接することもないので積極的に利用できます。
好条件を引き出せるエージェントを利用する
メインの転職エージェントとサブの転職エージェントを決めると転職活動はスムーズに進みます。
複数者利用しているからといって密に連絡を取る必要はないので、メインのエージェントを決め、そこで転職が成功するように他エージェントを使い倒します。
その中で自分に好条件を持ってきてくれるエージェントを見つけることで、今後の自分のキャリアを開くことができるので、自己中心的に利用することをお勧めします。
まとめ
むかつく転職エージェントは存在します。
人によってはそこまで感じなくても、転職エージェントの売上の仕組みでは転職者に無理を強いる場面がいくつかあります。
それをむかつくと転職エージェントの利用をやめたりするのは残念で、なぜなら転職エージェントは転職サイトよりも好条件の転職先を見つけられる確率が高いからです。
むかつく転職エージェントがいたとしても利用すべきですし、上手い付き合い方もあります。
転職エージェントを使い倒せば好条件で転職先を見つけることができます。