FBAに商品を納品する際に利用するダンボールにはルールが設定されているのはご存知ですか?
納品時に使用する段ボールもAmazonの設定しているルール外の場合には受領拒否されてしまうこともあります。受領拒否されると着払い返送されてしまうので最低限のルールを守って納品しましょう。
本記事の内容
- FBA納品に使用できるダンボールのルール
- ダンボールの入手先
FBAに納品するダンボールはAmazonの定めるルールないならどんなものでも大丈夫です。
最低限守らなければいけないルールと、安価にダンボールを入手する定番の入手先について解説します。
折角発送した商品が返送されてしまっては元も子もないので、納品用ダンボールを準備する際の参考にしてください。
目次
FBA納品に使用できるダンボールにはルールがある
FBA納品に使用できるダンボールにはAmazonが定めるルールがあります。
梱包要件が守られない場合は受領拒否となり最悪の場合、フルフィルメントセンターに納品されても着払いで返送されます。
主に輸送時に使われるダンボールの強度が足りず、中の商品が傷つく可能性のある方法で納品された場合は受領拒否対象になりやすいです。
開封した際に商品が傷ついていた場合、運送会社・Amazonスタッフ・出品者の誰が原因で傷ついたのか責任の所在が曖昧になるためです。
ルール内であれはどんなダンボールでも利用できるため、ルールに則って納品作業を行いましょう。
納品ダンボールサイズには上限がある
FBA納品に使えるダンボールサイズには上限があります。
サイズ上限も「小型・標準商品」と「大型商品」とで異なります。
小型・標準商品
小型・標準商品は50cm×60cm×50cm以内である必要があります。どこか一辺でも上限以上になると受領不可となりますので注意が必要です。
大型商品
大型商品の場合には三辺の合計が216cm以内である必要があります。一辺あたりの上限はないので、細長い商品などでも納品することができます。
ダンボール重量には上限がある
ダンボール重量にも上限が設けられています。
小型・標準商品
小型・標準商品の場合には30kg以内でなければいけません。
日本郵便のゆうパックやヤマト運輸の宅急便で送ることのできる重量の上限は25kgなのでそちらも注意する必要があります。
ゆうパックの場合には重量ゆうパックという手数料500円を支払えば30kgまでのものを送れます。
ヤマト運輸の場合はヤマト便を利用すればこちらも30kgまでの商品を送れます。佐川急便では上限が30kgのため問題なく送れます。
大型商品
大型商品の場合には40kg以下の重量に収めなければいけません。
40kgのものを送ろうとした場合には佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便でなら送ることができます。
また、15kg以上の輸送箱には「重量超過」と記載しなけれないけません。
ラベルなどに「重量超過」とプリントアウトして15kgを超えた場合には貼り付けると良いでしょう。
記載位置は天面と側面で、側面については4面全てに記載する必要はなく、どこか一辺に記載があれば問題ありません。
ダンボールを加工して利用してはいけない
ダンボールを繋ぎ合わせるなどの加工をしてはいけません。
ダンボールをカットして通常サイズより小さくしたり、小さなダンボールをつなぎ合わせて一つのダンボールに加工したり。
通常の状態から強度が落ちるような加工がされている場合は受領拒否の対象になります。
しかし、実際のところ受領拒否になるケースは少なく受領してもらえることの方が多いです。
ヘルプページでは禁止されていますが、必ずしも受領拒否になるということではありません。規約上では禁止されていますので、避けておく方が良いでしょう。
(アマゾン公式ヘルプ:Amazonへの個口配送)
その他の受領不可になる輸送箱の状態
輸送箱の破損または汚れ
輸送箱が破損している状態で納品された場合には受領不可となります。
おもに過剰梱包によりダンボールの強度を超えた重量の場合に起こります。書籍など、綺麗に箱詰めできるものでもダンボールの強度を考え一箱あたりの商品点数を抑える必要があります。
複数の輸送箱を束ねている
袋、ゴム、紐をしようして輸送箱を束ねている場合には受領不可になります。
強度が不十分な輸送箱を使用している
十分な強度のあるダンボールを使用してください。破れなどにより商品がはみ出たりすることのないように丈夫なものを使用する必要があります。
メーカー輸送箱の場合、メーカーロゴが貼付されている必要がある
メーカー梱包にて商品を納品する場合には輸送箱にメーカーロゴが貼り付けされている必要があります。
納品用ダンボールの入手先
ダンボールの入手先について解説していきます。
納品点数が増えると、ダンボールの確保も大変になってきます。
確実に商品が収まるサイズで、商品が痛まないように強度もしっかりあるものを利用したいものです。
ダンボール表面のプリントは納品のルールに記載がないのでどんなものでも構いません。
スーパー・ドラッグストアなどで貰う
最初に検討されるのがスーパーやドラッグストアなどのダンボールだと思います。
これらはサイズが小さく中途半端な大きさのものが多いです。
大量に入手するのは難しいかもしれません。
梱包目的に何度もダンボールを持ち帰っていると顔を覚えられることもあります。
Amazonの箱を再利用する
Amazonで商品を購入した際のダンボールや商品を返送した場合のダンボールを再利用します。
Amazon販売をしていると、このダンボールを入手する機会が多くなるので再利用できそうなものは利用します。
緩衝材として紙やエアクッションが使用されている場合もあるので、使えそうな場合はそれらも再利用したりします。
ネットショップ仕入れなどの梱包を再利用
仕入れの際に使われたダンボールを再利用します。
1箇所からまとめて商品を仕入れることもあり大きなダンボールを入手しやすいです。
同一商品を大量に仕入れた際などはそのまま発送しても問題ない場合もあります。
ネットショップ仕入れだけでなく卸問屋などから仕入れるようになると、仕入れた商品を検品し、そのまま箱を再利用して発送することができます。
ダンボールを購入する
ダンボールを購入するのも一つの手です。
まとめて購入すればある程度安く入手することができます。その際にはある程度大きなサイズ(160サイズ、140サイズ)のダンボールを購入すると良いでしょう。
140サイズのダンボールが大きすぎず、小さすぎないサイズのため一番使い勝手が良いと思います。
まとめ
FBA納品に利用できるダンボールには最低限のルールが設定されています。
ルール違反の場合は受領拒否の対象になり最悪の場合は着払いで返送されてしまうこともあります。
そんなに厳しいルールでもないので、受領拒否にならないように気をつけてFBAを利用するようにしましょう。