公開日:2023/02/13
最終更新日: 2024/10/10

むかつく転職エージェントの特徴と上手な付き合い方!賢く活用し使い倒す

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転職活動中、転職エージェントの言動や対応にがっかりしたり、むかついた経験はありませんか?

条件が合わないのに無理やり面接を進められた」 「業界の知識が乏しすぎて的確なアドバイスが得られなかった」 「自分の希望を無視して一方的に提案された

このような体験談をよく耳にします。エージェントと上手くいかず、ストレスを感じた人も多いのではないでしょうか。

しかし、好条件での転職にエージェントの力は欠かせません。上手にエージェントを活用できれば、希望する条件の求人を見つけやすくなります。

本記事の内容

  • むかつく転職エージェントの特徴の具体例
  • むかつく転職エージェントはなぜ生まれるのか?
  • 合わないと感じた時の対処法・解決策
  • 転職エージェントとの上手な付き合い方

本記事では、なぜ転職エージェントにむかつく思いをするのか、その理由と対処法を解説します。エージェントとの上手な付き合い方を知れば、有益なサポートを活用でき、スムーズな転職活動ができるはずです。

エージェントとの上手い付き合い方を知って、有益なサービスを活用しましょう。

むかつく転職エージェントの特徴

むかつく転職エージェントの特徴

転職エージェントの利用経験者の多くは、エージェントの対応に不快感やむかつくと感じる経験をしています。

それには単なる対応の悪さだけでなく、転職エージェント特有の事情も関係しているようです。

利用者が感じる具体的な不満点は以下のようなものがあります。

むかつく転職エージェントの特徴

  • 上から目線で偉そうな態度
  • 頻繁すぎる電話やメール
  • 希望条件を無視した求人紹介
  • 業界・企業研究や職務経歴に関する知識不足
  • 内定承諾を急かす強引な対応
  • 質問への対応や、面接後などの連絡が遅い
  • 親身になって相談に乗ってくれない
  • 転職活動が長期化すると連絡頻度が減り、最終的に見捨てられる

上記のような特徴に加え、担当者の若さや経験不足、社内事情による担当者の変更なども、利用者の不満につながっています。
大手ほどその傾向が強く、社内都合で担当者がコロコロ変わります

経験不足の担当者だと、的確なサポートを受けられず、不安を感じてしまうのも無理はありません。

上から目線・偉そうな態度

自分自身の経験談を押し付けたり、求職者の質問をあしらったり、希望職種を否定したりするなど、上から目線で求職者を見下すような言動をする。

しつこい電話やメール

必要以上の頻度で連絡が来たり、時間帯を考えない連絡や関係のない求人を紹介するメールを送信してくる。

希望に沿わない求人紹介

興味のない業界やスキルと合致しない求人、給与の低い求人など、希望していない求人を頻繁に紹介してくる。

転職を急かす

根拠なく転職をせかされたり、条件に合わない求人への応募や面接を強要されたり、転職活動状況の報告を頻繁に求められたりするなど、求職者のペースを無視した対応をしてくる。

レスポンスが遅い

質問への回答、面接後の連絡、経過報告などが遅く、求職者から連絡をしないと何も進展がないなど、対応してくれている雰囲気が感じられない。

親身なサポート不足

マニュアル通りの対応、経験不足を理由に求人を諦めさせようとする、フォローやアドバイスが不十分、いい加減な対応など、希望を聞き入れず親身になってくれない。

話を聞いてくれない

求人紹介や転職活動のアドバイスを一方的に行い、求職者の不安や悩み、希望などを聞いたりせずチグハグな対応をする。

むかつく転職エージェントはなぜ生まれるのか?

むかつく転職エージェントはなぜ生まれるのか?

なぜ「むかつく転職エージェント」が生まれてしまうのでしょうか?その背景には、転職エージェントのビジネスモデル職エージェントの売上の仕組みと、彼らを取り巻く厳しい現実があります。

転職エージェントが求職者を「むかつかせる」原因は、主に以下の3つに集約できます。

  • 収益構造
  • 担当者のノルマ
  • 担当者一人当たりの求職者数の多さ

これらの要因が絡み合い、転職エージェントは、自分の希望を叶えることよりも、企業に採用させることを優先しているという誤解を生み、結果的に「むかつく転職エージェント」というネガティブイメージに繋がってしまう可能性があります。

企業側に偏った収益構造

転職エージェントは、求人サイトのように求人を掲載することでは収益を得られません。彼らの収益源は、紹介した求職者が企業に採用され、入社が決定した時点で発生する成功報酬です。

求職者の転職後年収の30〜35%が報酬になると言われていて、より高額な給与条件を引き出しつつ、多くの転職者を出すために短期間での意思決定を求めてきます。

顧客はあくまでも企業であり、求職者は顧客ではないという構造上、企業側の意向を優先せざるを得ない状況が生まれてしまいます。

その結果、求職者にとっては、希望条件とは異なる求人を紹介されたり、強引に内定を承諾させようとする圧力を感じたりといった「むかつく」経験につながってしまう可能性があります。

キャリアアドバイザーに課せられたノルマ

多くの転職エージェントでは、キャリアアドバイザーに対して、求職者の入社決定数や面接実施数などのノルマが設定されています。

ノルマ達成のため、できるだけ短期間で転職先が決まるように条件を変更したり、求人を紹介することがあります。

十分なサポートを提供するよりも、ノルマ達成を優先せざるを得ない状況下では、求職者一人ひとりの希望をじっくりと聞き取り、適切なアドバイスや求人紹介を行うことが難しくなってしまう可能性があります。

担当者一人当たりの求職者数の多さ

多くの転職エージェントでは、担当者一人当たりが多くの求職者を担当しています。

限られた時間の中ですべての求職者に対して、きめ細やかなサポートを提供することは容易ではありません。

そのため、一人ひとりに十分な時間を割くことができず、連絡が遅くなったり、希望に沿わない求人を紹介してしまうことがあります。

合わないと感じた時の対処法・解決策

合わないと感じた時の対処法・解決策

合わないと感じた時のための対処法・解決策はシンプルですが、知らないと人によってはドツボにハマる危険性があります。

対処法・解決策

  • 希望条件を具体的に伝えておく
  • 複数者の転職エージェントを併用する
  • 担当者を変えてもらう

転職慣れしていないと、転職エージェントの都合に合わせて転職させられてしまいますが、転職者自身が情報を精査できれば流されて目的を見失うようなこともありません。

自分の希望条件を実現するためにも転職エージェントを使うなら気をつけておきたいところです。

希望条件を具体的に伝えておく

担当エージェントには希望条件を具体的に伝えておく必要があります。

業界知識が豊富なエージェントばかりが揃っているとは限らないので、自分のキャリアやスキルを説明し、希望条件を伝えたとしても的外れな求人を薦められることもあります。

的外れなオススメを断り、エージェントと対策していく方向性を明確にするためにも具体的な情報共有が重要です。

複数社の転職エージェントを併用

転職エージェントは複数者併用するのが一般的です。

同じような求人を保有していても、転職エージェントによってうまくアピールできたり、できなかったりの相性が存在します。

自身のキャリアをバックアップして十分にアピールしてくれると感じる転職エージェントから応募するのが一番です。

複数者利用することでその転職エージェントしか保有していない求人を見つけることができる点もメリットです。

メモ

複数者併用している場合でも応募済み企業に違うエージェント経由で再度応募するのはNG

担当者を変えてもらう

合わないと感じたなら担当者を変えてもらうのも一つの手です。

人と人の付き合いなのでどうしても相性問題は発生してしまいます。

言葉遣いが気になったり、熱量を感じないエージェントに当たってしまった場合は早めに担当者を変えてもらうように相談することも重要です。

メモ

マイナビなどはエージェントの上長がやりとりをフォローするなど相性解決につながる仕組みを持っている転職エージェントもある

転職エージェントとの上手な付き合い方

転職エージェントとの上手な付き合い方

転職エージェントを上手く利用すればむかつくエージェントでも利用価値は十分にあります。

転職エージェントごとに独自サービスを持っているので複数社を併用することで転職活動に活かすことができます。

上手い付き合い方

  • 独自サービスを活用する
  • 好条件を引き出せるエージェントを利用する

上手く利用するのも重要ですが、自分にとっての好条件を引き出してくれるエージェントをベースに転職活動を進めることです。
メインの転職エージェントを決めつつ、サブの転職エージェントを活用することで効率的に転職を進めることができます。

求人紹介以外の独自サービスを活用する

転職エージェントごとに独自サービスを持っているので、複数者を併用するならそれを活用すべきです。

どこの転職エージェントも完璧ではないので、複数者併用し利用できるサービスを使い倒すのが大事です。

強みや独自サービスを持った転職エージェントがいくつもあるので、そのサービスを他エージェントにも活用すれば弱点を補完することができます。

転職エージェントに付随するサービスならむかつくエージェントと接することもないので積極的に利用できます。

好条件を引き出せるエージェントを利用する

メインの転職エージェントとサブの転職エージェントを決めると転職活動はスムーズに進みます。

複数者利用しているからといって密に連絡を取る必要はないので、メインのエージェントを決め、そこで転職が成功するように他エージェントを使い倒します。

その中で自分に好条件を持ってきてくれるエージェントを見つけることで、今後の自分のキャリアを開くことができるので、自己中心的に利用することをお勧めします。

まとめ

むかつく転職エージェントは存在します。
人によってはそこまで感じなくても、転職エージェントの売上の仕組みでは転職者に無理を強いる場面がいくつかあります。

それをむかつくと転職エージェントの利用をやめたりするのは残念で、なぜなら転職エージェントは転職サイトよりも好条件の転職先を見つけられる確率が高いからです。

むかつく転職エージェントがいたとしても利用すべきですし、上手い付き合い方もあります。

転職エージェントを使い倒せば好条件で転職先を見つけることができます。