公開日:2019/12/22
最終更新日: 2023/12/03

副業せどり収入には税金がかかる!年間利益20万円から確定申告が必須

本記事のリンクには広告が含まれています。

副業でもせどりで一定収入を得れば納税の義務が発生します。

せどり利益が年間利益20万円を超えると誰でも確定申告が必要になります。

確定申告の進め方や、納める税金については把握していますか?本記事では確定申告初心者向けに税金に関する話をしていきます。

本記事の内容

  • 副業せどりにかかる税金とは
  • 確定申告の必要書類と申告方法
  • 会計ソフトで帳簿記帳と確定申告書を作成しましょう

確定申告では2つの税金の申告と納税をします。
もちろん納税額を減らすために大事な控除についても申告するのですが、せどりの確定申告の進め方と必要書類について解説していきます。

最後には会計ソフトを使って会計業務を自動化し、業務効率化が計れる会計ソフトについても説明していきます。

副業せどり収入には税金がかかる【確定申告が必須】

副業せどり収入には税金がかかる【確定申告が必須】

副業せどりで収入を得たなら税金を納税する必要があります。

いくらくらいからかというと年間利益が20万円を超えると確定申告をする義務が発生します。
副業・本業に関係なく確定申告が必要になり、申告しないと脱税になるので注意しましょう。

副業せどりでも利益20万円を超えるのは簡単なので、必ず確定申告が必要になる前提で準備を進めましょう。

確定申告で納める税金

確定申告で手続き・納税しないといけない税金は次の3つです。

  • 所得税
  • 消費税
  • 住民税

確定申告は所得税及び復興特別所得税の申告・納税するための手続きです。
そのためまずは所得税額を確定し、消費税や住民税を計算します。

消費税は誰もが納税するものではなく、一定以上の売上のある方が納税しなくてはいけない税金です。

住民税は確定申告で申告された所得をもとに計算され、納税額が計算されます。

副業でも年間利益20万円から確定申告が必要

確定申告は年間利益20万円を越えた場合に必要な申告です。

年間利益20万円を超えるまでは確定申告の必要はありませんが、超えた場合には確定申告は義務になります。

確定申告が不要な場合でも所得額の申告は必要になります。

確定申告は税務署、所得額の申告は市町村役場への申告が必要で、確定申告をした場合には税務署から所得の情報を役場に伝えてもらえますが、確定申告をしていないと所得情報が役場に伝わらないので自身で申告する必要があります。

申告忘れの無いように、無申告には罰則あり

確定申告では申告忘れのないように注意しましょう。
申告漏れもですが、無申告の場合は罰則があります。

確定申告は法律で定められた義務なので、申告しなければ次のような罰則があります。

  • 無申告加算税
  • 延滞税

申告が遅れてしまった場合でも、税務署から指摘があるまで対応しない場合と自分から遅延について申告する場合とでは延滞税の税率が変わります

少額ならバレないだろうと考える方が少数いるのも事実です。
税務署も暇ではないので、小規模な売上の場合には見逃されることもあります。
しかし、売上が大きくなり確定申告が必要になると、過去分の売上を確認されて課税されることもあります。

確定申告は面倒ですが必ず提出するようにしましょう。

確定申告の必要書類と申告方法

確定申告の必要書類と申告方法

確定申告をしたことが無いと、何から始めていいのかわからないと思います。

確定申告は1年間の売上や経費などから所得額を計算し、所得額に対してかかる所得税を申告・納税することです。

会社員の場合は給与引き落としで納税はしているのですが、計算・申告・納税を会社ですべてやっていくれるため確定申告している意識はありません。

個人で稼いだ収入については自分で申告しなくてはいけなくなります。

白色申告か青色申告のどちらかを選ぶ

確定申告には2種類の申告方法があります。

  • 白色申告
  • 青色申告

どちらかの方法で申告しなければいけませんが、白色申告が簡単で青色申告がやや難しくなります。

2つの違いは記帳方法と、申告の際に提出する際の必要書類の違いです。

白色申告は単式簿記、青色申告は複式簿記で帳簿作成する必要があります。
青色申告の方が面倒ですが、その分最大65万円の税額控除が受けられたり、3年間赤字を繰り越せるなどメリットもあります。

青色申告だけにあるメリット

  • 最大65万円の青色申告特別控除
  • 損失の3年間繰越控除
  • 家族への給与を経費計上
  • 減価償却の特例

青色申告を選択するには開業届と青色申告申請承認書の提出が必要です。
事前申請がない場合は自動的に白色申告が選択されます。

必要書類は案外少ない

確定申告で実際に提出する書類は意外と少なく次の通りです。

白色申告青色申告
確定申告書B確定申告書B
収支内訳書青色申告決算書
(貸借対照表、損益計算書)
各種控除関係の書類各種控除関係の書類

これだけです。
税務署に帳簿や領収書を提出すると思っている方もいるようですが、そのような必要はなく、上記の必要項目をまとめた書類だけで済みます。

領収書などは保管義務があるので捨てたりせず、大切に保管するようにしましょう。

所得税を計算する必要あり

所得税の納税額は自分で計算しなければいけません。

日々の記帳で管理している売上や経費を集計し、確定申告の手順に沿って計算することで所得税の納税額を割り出すことができます。

せどりでは取引件数が多く書類作成作業が複雑になりので会計ソフトを使って効率化するのがオススメです。

会計ソフトでは帳簿の作成から確定申告書の作成まで簡単に済ますことができるので、多くの方が利用しています。

会計ソフトで帳簿記帳と確定申告書を作成しましょう

会計ソフトで帳簿記帳と確定申告書を作成しましょう

せどりで必要な帳簿管理は結構な作業量になります。

物販は仕入れから販売までの工程が複雑で、売上件数が増えれば増えるほど帳簿の管理が複雑になります。

会計ソフトを導入し業務効率化を図るのがオススメです。

売上と経費を正確に把握することが大事

確定申告に向けて、売上・経費を正確に把握することが重要です。

売上を上げることは大事ですが、経費をうまく使い所得額をコントロールするのも確定申告では重要です。

何でも経費にはできませんので、事業のために購入したもの・使用したもので経費に計上できるものは領収書を捨てず大事に取っておく癖をつけましょう。

経費は消費税の計算の際にも重要になります。
消費税の課税事業者になれば、所得税だけでなく消費税も納税しなければいけません。

会計ソフトを導入して会計を自動化

会計ソフトを使えば多くの会計業務が自動化できます。

エクセル等を使いご自身で帳簿を管理されている方は、ミスを減らし業務時間を圧迫するためにも会計ソフトを使用しましょう。

せどりの販売先にAmazonなどネットを使用しているならクラウド会計ソフトを使用すれば、ほぼ全てを自動化することができます。

クレジットカードでの支払いから銀行取引の履歴まで自動でデータを取得して仕訳することが可能です。

まとめ

せどり収入を得られれば確定申告が必要になり税金を納めなければいけません。

年間利益が20万円を超えたなら確定申告する必要があるので、事前に準備しておくようにしましょう。

会計ソフトを使えば多くの工程を自動化し業務を大幅に減らすことができます。
時間確保のためにも導入をオススメします。