ECサイトを独自ドメイン・共有ドメインどちらで運用すべきかどうか迷っていませんか?
BASEやカラーミーショップの共用ドメインを使えばSEOで一時的に優位に立つこともできますが、自社サイトのブランド価値を高めることはできません。
ECサイトを大きく育てるためにも独自ドメインを選ぶ事が大切です。
本記事の内容
- ドメインの種類がECサイトに与える影響
- 独自ドメインを利用するメリット・デメリット
- 独自ドメインの取得方法
独自ドメインで運用した方がサイトを育てやすく、SEO集客にもプラスの側面があります。
ECサイトで独自ドメインを利用するメリット・デメリットと独自ドメインの取得方法について解説していきます。
SEO集客で成功することは売上を向上させる上で必ず課題として上がってくる項目です。
独自ドメインを使うことで可能になるサイト集客のポイントについても触れていきます。
目次
ECサイトは独自ドメインがオススメ【ドメイン選びが重要】
ECサイトでは戦略的にドメインを選択する必要があります。
BASEのようなネットショップではドメインを育て、長期的にサイトを育てる視点が不足しています。
手軽に始められるのが売りのサービスですが、自社サイトを大きく育てようと思うと計画的にサイトブランディングをしていく必要があります。
そのためにはまず独自ドメインでの運用が前提条件になります。
ドメインの種類【独自ドメイン・共有ドメイン】
ドメインには独自ドメインと共有ドメインの大きく2つの種類があります。
独自ドメイン
独自ドメインは自社で管理・運用するドメイン。
例)sample.co.jp、sample.com、sample.shopなど
共有ドメイン
共有ドメインはサービス会社が所有するドメインを複数ユーザーに提供するドメイン(サブドメイン)。
例)sample.base.ec、sample.shop-pro.jpなど
共有ドメインはサブドメインとも呼ばれ、ドメインを所有する会社が発行したサブドメインを間借りしている状態です。
独自ドメインを持っていれば自分でサブドメインを発行してブログや別サービスを追加することもできます。
検索エンジンからの評価が違う
独自ドメインと共用ドメインでは検索エンジンからの評価が異なります。
ドメイン評価は「DR(Domain Rating)」と呼ばれていて、公式の数値は公表されていませんが、WEBサイトを相対的に評価する指標として一般的に利用されています。
被リンクの多いページが評価される傾向にあり、サイト内でリンクが集中するトップページが最も評価されるのが一般的です。
独自ドメインの場合は自社で管理するページが評価の対象になりますが、共有ドメインの場合はサービス運営会社のトップページが最終的に評価の集まるページになります。
共有ドメインではSEO対策を行えば行うだけショップサービスのSEO対策につながることになります。
独自ドメインで利用するメリット
ECサイトの運用に独自ドメインを利用することのメリットについて解説します。
独自ドメインでサービスを運用することはECサイトだけに限らず、自社サイトやブログでも優位になります。
独自ドメインか共用ドメインかで迷ったなら独自ドメインを選択し、ECサイトを運用するのがおすすめです。
SEO集客に強い・多くのSEO施策が打てる
独自ドメインを利用した方が長期視点ではSEO対策がしやすくなります。
ECサイトのSEO対策はどのネットショップサービスも大きくは変わりません。
SEO集客で重要になってくるのはオウンドメディアやSNSの運用になります。
多くのECサイトがブログやポータルサイトからユーザーを送客し最終的な制約へと結びつけています。
この外部メディアをサブドメインで運用するために独自ドメインである必要性が出てきます。
サブドメインが育てば大元のドメインもSEO評価が上がる相乗効果が得られる。
ネットショップサービスの移行に優位
ネットショップサービスを変更したり、WEBサーバーを別のものに変更する際にも独自ドメインであった方が有利です。
ネットショップサービスを変更した場合、通常はSEO評価は引き継がれません。
新しいショップサービスで0からサイトを育てる必要があります。
独自ドメインであればSEO評価は引き継がれるため、サイト規模に合わせてサービスを変更するのも容易です。
ショップサービスの都合に惑わされずに済むので安定的にサイト運営が行えます。
ECサイトの信頼性が担保できる
独自ドメインであった方がECサイトの信頼性が向上します。
検索結果に表示されるURLが自社独自のものであったほうが、ユーザーに覚えてもらいやすく再訪問されやすくなります。
独自ドメインであった方がオリジナル性を出しやすく他サイトとの差別化が容易になります。
独自ドメインを利用するデメリット
独自ドメインのデメリットについて解説していきます。
サイト運営の経験がない場合、新規ドメインを育てるのはなかなかの重労働になります。
多くの場合は検索結果に表示すらされず、全く集客できないまま低空飛行になることもザラです。
運用初期の集客が難しい
運用歴の浅いドメインは評価が低くSEOで上位表示が難しくなります。
取得したてのドメインは3ヶ月程度は検索結果に表示させることすら難しいため、根気強く検索エンジンに評価されるページを作成していく必要があります。
ドメインパワーの低いうちはコンテンツの品質で他サイトを上回ることで上位表示が可能になるため、1ページ1ページ丁寧に作り込む事が重要です。
運用のための最低限の知識が必要
ネットショップ作成サービスから提供されたドメインとは違い、独自ドメインの場合はドメイン設定を変更する必要があります。
ドメインを取得しただけではサイトに適用する事ができないため、DNSサーバー設定など自分で行う必要があります。
サイト運営していく上で最低限のWEBの知識がないと独自ドメインの利用は難しくなります。
更新管理コストがかかる
ドメインは取得する際と、1年更新の際に費用が発生します。
.jpや.comなどのトップレベルドメインごとに多少費用は異なりますが年間で2,000円程度の費用がかかります。
制作会社に管理を委託している場合は更新費用で数万円かかることもありますが、自分でドメイン管理する場合は年間での支出は多くはありません。
独自ドメインの取得方法
独自ドメインはドメイン登録サービスやサーバー管理会社のドメイン取得サービスで取得します。
複数サイト運用したい場合は一元管理できるようにお名前.comのようなサービスを利用するのがおすすめです。
管理が面倒な場合はWEBサーバーとセットで契約すると運用が楽になります。
メールアドレスを発行したり、WEBサーバーを利用する場合はドメイン取得とは別にサーバーの契約が必要になります。
【オススメ】お名前.comでドメイン取得する
お名前.com は国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。
ドメインを取得したければまず名前の出るサービスのため安心して利用できます。
利用方法
- お名前.comでドメインを取得。
- ECサイトのドメインに登録する。
- メールを利用する場合はWEBメール用サーバーを契約し、ドメインを登録する。
ネットショップサービスを変更したり、サブドメインでブログ等を運営する場合にはサブドメインを追加しWEBサーバーに登録し使用します。
WEBサーバーのドメイン取得サービスを利用する
WEBサーバー運営会社各社でもドメイン取得サービスがあります。
サーバーとセットでドメインを管理したい場合は利用するWEBサーバーとセットで契約すると便利です。
WEBサーバーをより大容量・高速なものに変更したい場合はドメイン、サーバー両方の変更が必要になりやや面倒ではあります。
まとめ
ECサイトは独自ドメインで運営した方が長期的視点では多くの集客が見込めます。
ネットショップ作成サービスを利用していると、プラットフォームの都合に合わせながら運用しなければいけないのでサービスの変更などができず、サイト成長の阻害要因になります。
運用初期には集客に苦戦するなどのデメリットもありますが、ECサイトを運営する際には独自ドメインを利用した方がサイトを大きく育てる事ができます。