公開日:2019/03/23
最終更新日: 2021/12/21

Amazon輸入とは?

Amazon輸入の国際輸送

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Amazon輸入とは、海外から仕入れた商品を日本のAmazonマーケットプレイスを販路に販売していくことですが、仕入れた商品が利益を出すためには多くの工程が必要です。商品を仕入れる前に予想利益を計算する必要がありますが、為替レート、国際送料、関税、消費税、地方消費税、販売手数料、配送代行手数料、在庫保管手数料などその計算は複雑で非常に面倒です。

多くの工程を全て自動化することで業務の効率化がはかれます。ここではAmazon輸入の大まかな流れについて取り上げます。

Amazon輸入の流れ

輸入ビジネスは物販です。基本的には『安く仕入れて高く売る』を海外商品で行うビジネスです。

海外から商品を仕入れるために言語や、業務量から国内のせどりや転売に比べ参入障壁が高いイメージがありますが、実際には簡単な輸入から販売までのプロセスが確立されていて、初心者でも順をおって取り組めば容易に利益を出せるビジネスモデルです。ネットで検索すれば方法や、ツールはたくさん出てきますし常に進化し続けています。

Amazon輸入はその中でも、商品点数とリサーチの容易さ、販売手順の簡易さや、モールの販売力から物販の基礎的な要素を学びスキルアップするのに最適な環境と言えます。

Amazonで買ってAmazonで売る

Amazonはご存知のように全世界に展開するモールです。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどで商品を販売し、日本と同じように現地のお店と比較しても安く商品を販売しています。

海外のAmazonで売られている商品を日本のAmazonで販売し、海外と日本との価格差で利益を生むのがAmazon輸入の第一歩です。卸やメーカーから仕入れ価格を抑えたり、海外輸送費を安く抑えたりすることでさらに利益率を高めることができます。

基本的には大まかに次の7つの工程で商品を販売していくことになります。

  1. 商品をリサーチ・購入
  2. 転送業者を使い日本へ送る(日本に直送する場合もあり)
  3. 税関手続き
  4. 納品代行業者もしくは自身で梱包しFBAへ納品
  5. Amazonマーケットプレイスにて商品を販売
  6. FBAを利用し商品を購入者に配送

①商品をリサーチ・購入

Amazon輸入での商品のリサーチの基本は日本のAmazonでよく売れている商品を探すことから始まります。商品をカテゴリーやブランドなどで検索すると商品の一覧が表示されますが、それらの中から売れている商品を探す必要があります。

Amazon売れ筋ランキングを元に売れ行きを見ますが、ランキングが高い・低いが判断基準ではなく、一定期間内の変動幅を見ながら売れ行きを見ていく必要があります。

「モノレート」や「Keepa」のグラフを参考にしながら1か月、3か月、6か月の間のランキングの変動を見ると大まかな販売数を見ることができます。Amazon売れ筋ランキングの仕組みは、商品が売れるとランキング順位が一気に上がり、商品の売れていない期間には他の商品のランキングが上がることにより相対的に下がっていく仕組みのため、時系列で見ていくとランキングの上がったタイミングが商品が売れたタイミングで、下がっている間は商品が売れていないということになります。

ランキングの変動数が多い商品がAmazonでは売れている商品のため、それらの商品をまずは見つけ、その次に海外のAmazonとの価格差を調べます。

Amazon固有の商品コード「ASINコード」は同一商品であれば全世界共通です。商品ページのASINコードを海外のAmazonで検索し、該当する商品があるかどうかを調べます。同一の商品が見つかれば、それらを日本に輸入し、Amazonで販売した際に利益が出るかを調べます。

当サイトを使えば面倒な手数料計算や利益計算を数クリックで計算します。詳しい使い方をみる

②転送業者を使い日本へ送る(日本に直送する場合もあり)

海外のAmazonから日本に直送する場合をのぞき、日本に商品を輸送する場合には転送業者を利用します。まとめて大量に購入する場合に仕入れ値を安く抑えることができるように、輸送費もまとめて送った場合の方が、輸送費を安く抑えることができます。

輸送費は仕入値以外の費用で大きなウェイトを占める部分なので、安く抑えられればその分利益率を上げることができます。

③税関手続き

FedExやDHLなどの国際宅配便を使い日本に輸送する場合には通関手続き費用を立て替えうえで輸送されます。

関税は商品価格と送料を足したものが課税価格になり種類により異なる税率をかけたものが関税額になります。個人輸入の場合は課税価格に0.6を掛けたものが課税価格になりますが、商業目的の場合そのままの金額が課税価格になります。

課税価格と関税額を足したもの(消費税課税標準額。千円以下は切捨)を元に消費税を計算します。

消費税課税標準額×0.063=消費税(百円以下は切捨)。消費税額を地方消費税課税標準額として地方消費税を計算し、地方消費税課税標準額×17÷63=地方消費税。

関税額+消費税+地方消費税が通関で必要な費用になります。

④納品代行業者もしくは自身で梱包しFBAへ納品

国内に輸送後、FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用し商品を販売する場合にはAmazonセラーセントラルより納品リストを作成し、商品ラベルを貼ったのちアマゾン指定の倉庫に納品する必要があります。大きさ、カテゴリーにより倉庫が異なるため仕入れた商品によっては国内での配送料が高くなる場合があります。

⑤Amazonマーケットプレイスにて商品を販売

Amazonマーケットプレイスではショッピングカートボックスを取得した出品者の商品がよく売れる傾向にあります。FBAを利用し、アマゾンプライムのマークの着いた商品と近い価格で出品することでリサーチ時の売れ行きとほぼ同じ販売スパンで売れます。

⑥FBAを利用し商品を購入者に配送

販売された商品はFBAを利用していると自動的に購入者に元へ梱包・発送されます。商品のキャンセル、不具合があった場合にはFBA倉庫が返品先に指定され必要に応じて返品されます。その際のカスタマーサポートもAmazonに委託する形になるため、出品者の業務負担を最小限にすることができます。

Amazon輸入は物販初心者にもオススメです

Amazonマーケットプレイスを使って物販を行うことは初心者にオススメの方法です。 何故ならばAmazonを利用すると商品リサーチが簡単に行え、集客の必要もなく、配送も代行できて、お客様へのサポートも代行できる。 そんな環境を手に入れることができるからです。楽天やYahoo!ショッピングでは自身で商品ページを作り込む必要がありますし、配送・カスタマーサポートも準備する必要があります。自社サイトでは集客や決済機能の準備などさらに難易度が高くなります。