ECサイト(ネットショップ)を立ち上げて自社商品や仕入れた商品を販売したい!
これからECサイトを運営するにはデザイン、SEO、マーケティングなど様々なスキルが必要で、その全てがカバーできる人はいません。
自分のスキルに合わせできない部分を補えるショップサービスを選択することが大切です。
本記事の内容
- おすすめのショップ運営サービス
- ECサイトの始め方
本記事では初心者のECサイト運営の始め方について、下記の項目を順を追って解説していきます。
- 何を準備すればいいのか?
- どうやってECサイトの始めればいいのか?
ECサイトはやならければいけないことが膨大ではじめの一歩がなかなか踏み出せないものです。
記事に沿って準備を進めていけばECサイト運営の第一歩を踏み出すことができます。
目次
初心者でもECサイトで稼げるのか?
初心者がECサイトを立ち上げて稼げるのかと心配に思われるかもしれませんが、戦略を持って取り組めばECサイト初心者でも稼げます。
ECサイトは取り組んだ時間の分だけ売上を増やせるで、上限はありません。
ノースキルで初めても今では色々なサービスが揃っているので、以前よりも初心者が売上を上げやすい環境が整ってきています。
集客力のあるECサイトは稼げる
どんなECサイトが稼げるかといえば、集客力のあるサイトです。
サイトのデザインや商品のブランド価値よりも、いかにサイトに集客できるかどうかが大事になってきます。
ECサイトの場合、サイトを訪問してきたユーザーは他店と比較検討が終わっていて、購買意欲が高いことが多く成約まであと一歩のユーザーがほとんどです。
稼ぐためには訪問者数をいかに増やせるかがポイントになります。
運営するショップサービスを選ぶ
ECサイトを始めるにはゼロからサイトを構築するのではなくショップサービスを利用するのが一般的です。
ショップにもいくつか種類があり、スキルに応じてサービスを選択すると失敗する確率を下げることができます。
ショップサービスの主な種類
- ECモール…Amazon、yahoo!ショッピングなど
- ASPカート…BASE、カラーミーショップなど
- CMS…EC-CUBE
運用難易度ではECモール→ASPカート→CMSの順で並びます。
上記の中からご自身のショップ運営スキルの合わせてどれかを選べば問題ありません。
ショップ運営のスキルアップとともにサイトを育てていく意識が重要です。
ECモールのメリット・デメリット
ECモールを選択するメリット・デメリットについてまとめていきます。
最大の特徴は集客力です。
Amazon、yahoo!ショッピングは誰もが知っているビックネームなので、サイト初心者が最も苦戦する集客で困ることはありません。
ECモールのメリット
- 集客の必要がない
- 商品ページ作成スキルが低くても成約できる
- サポートが充実している
ECモールは初心者からでも稼げるだけの機能が整っているためおすすめです。
集客、商品訴求、販売・集金、梱包配送をしなくてもショップ運営ができる点は初心者にとっては力強いメリットになります。
ECモールのデメリット
- 手数料が高め
- サイト運営スキルが身につかない
サポートが充実している分だけ手数料が高く、販売スキルが身につかないデメリットがあります。
1店舗目をECモールで始めて、慣れてきたらASPカートやショップCMSを利用するという道もあります。
ECモールの代表格の楽天は運営スキルが初心者向きではないので今回は除外しています。
ASPカートのメリット・デメリット
ASPカートを選択するメリット・デメリットについてまとめていきます。
魅力はコストパフォーマンスのバランスにあります。
大規模なECサイト構築は難しいですが、中規模サイトを運営するための機能が豊富で毎月のランニングコストも低く抑えることができます。
BASE、カラーミーショップそれぞれ特徴がありますがメリットは次の通りです。
ASPカートのメリット
- 手数料が安い
- 自分好みのカスタマイズできる
- 他ECサイトやサービスと連携しやすい
ASPカートのメリットはバランスです。
手数料が安く、カスタマイズできる範囲が多いため自分好みのショップを作ることができます。
ASPの用意する外部連携サービスを利用すれば、広告出稿や独自商品を簡単に作成することも可能です。
ASPカートのデメリット
- 集客の必要がある
- 大規模サイト運営には不向き
ASPカートでは集客は全て自分で行う必要があります。
SEOや広告、SNSでの集客に慣れないうちは集客の難しさで苦戦することになります。
カスタマイズの自由度が高いとはいえ、大規模ECサイトの運営には不向きです。
サイト構造が複雑になったり、取扱商品の点数が膨大にある場合はサーバスペックやサイト構造から見直す必要がありますが、そこまでの自由度はありません。
ショップCMSのメリット・デメリット
ショップCMSを選択するメリット・デメリットについてまとめていきます。
メリットはカスタマイズ自由度の高さです。
カスタマイズにはプログラミングの知識が必要であったり難易度がかなり高くなりますが、その分自由自在にサイトを作り込むことができます。
ショップCMSのメリット
- 維持費がかからない
- 自由度が高い
- 大規模ECサイトの運営も可能
ショップCMSでは維持費がほぼかかりません。
EC-CUBEはオープンソースのCMSなので無料で利用できます。
プラグインをインストールすれば自由にカスタマイズ可能で、ショップ運営に必要などんな機能でも追加することができます。
ショップCMSのデメリット
- ECサイト構築の難易度が高い
- 運営スキルが必要
自由にカスタマイズできる分運営に必要なスキルは高くなります。
CMSをインストールするためにはサーバの知識が必要ですし、サイトデザインを変更するためにはHTML・CSSの知識も必要です。
Xserverの場合はサーバー運営会社の独自機能で簡単にEC-CUBEを利用することができます。
ECサイトの開設方法
ECサイトの開設方法について解説していきます。
サービスごとに登録方法が異なるため詳細な説明は省きますが、どのサービスも導入まではスムーズに行えるようになっています。
ECモールでのECサイト開設方法
ECモールではAmazonとYahoo!ショッピングの開設方法について解説します。
Amazonは個人・法人が出品できますが、Yahoo!ショッピングは個人事業主・法人が出品できるプラットフォームになっています。
Amazonへの出品方法
出品者登録ページから出品用アカウント登録を行います。
本人確認が必要なため、免許証等のコピーと売上振込先となる銀行口座の登録が必要になります。
「小口出品」「大口出品」の2つの出品形態があり、月額費用・使える機能が異なりますが大口出品での登録がおすすめです。
出品者プロフィールを登録します。
特定商取引法など法令に基づく表示のため、店名のほか問い合わせ先の住所・電話番号・担当者名を入力します。
全てAmazonのフォームに沿って入力するだけで出品者登録は完了します。
あとは商品を登録して売れるのを待つだけになります。
Yahoo!ショッピングへの出品方法
公式サイトから出店登録を行います。
個人の出店はできないので、個人事業主または法人である必要があります。
Yahoo!ショッピングに出店するには2回の審査を通過する必要があります。
1回目は出店にあたっては本人確認になるため、開業届や銀行口座確認などの書類提出が必要です。
すでに他ネットショップを開店している場合も本人名義のショップであることが確認できないと審査に進めません。
2回目の審査は管理画面ログイン後にサイトデザインが出来上がってからの審査になります。
ヘッダーバナーや、カテゴリーの整理など最低限の体裁が整ったら審査依頼を出します。
2回の審査を通過するとサイト上にショップが表示され販売開始が可能になります。
ASPカートを使ったECサイト開設方法
ASPカートを使ったECサイトの開設方法について解説します。
ASPカートはいくつも種類があるため、初心者の場合どれを選んで良いか迷うはずです。
初心者向けには利用者数の多さや困った際の対処法の見つけやすさからBASEとカラーミーショップがおすすめです。
ASPでは独自ドメインまたはASPのサブドメインのどちらかを利用することができます。
将来的にショップを大きくしていくことを考えた場合は独自ドメインを取得しての運営がおすすめです。
ドメインはお名前.com
で好きなドメイン名で取得し管理画面から登録します。
BASEでの開設方法
BASE の公式サイトから登録します。
メールアドレスとパスワードを入力し、BASEアカウントを作成します。
フォームに沿って店舗情報を入力していくとショップを作成することができます。
他のネットショップ作成サービスと比較して圧倒的な簡単さでネットショップを開設することができます。
関連記事非公開: BASEでネットショップ開店!簡単に作れるECサイトは稼げるのか?
カラーミーショップ
カラーミーショップ の公式サイトから登録します。
3つのプラン「フリー」「レギュラー」「ラージ」の中から1つプランを選び選択します。
有料プランも30日間の無料体験期間があり、登録後もプランの変更が可能です。
ショップデザインは無料・有料テンプレートの中から選択します。
運営者情報や配送方法、決済方法を設定します。
必要な情報を入力しおえたら、サイトを公開し開店します。
ショップCMSを使ったECサイト開設方法
ショップCMSを使ったECサイトの開設方法について開設します。
CMSではEC-CUBEが最も知名度が高くフリーで利用できカスタマイズが自在なものになります。
Xserverを利用するとブログを開設するのと同じように簡単にECサイトを立ち上げることができます。
そのためにもまずはXserverのアカウント登録を済ませます。
ECサイトの開設にはドメインの取得が必要なため、お名前.com などのサービスで独自ドメインを取得し、サーバーに登録します。
サーバーパネルの「簡単インストール」からサーバーにEC-CUBEをインストールします。
EC-CUBEの管理画面よりショップ情報や運営者情報、必要に応じてプラグインを追加し機能を追加します。
ショップデザインも好みのデザインを購入して適応します。
準備が整えばサイトを公開することでショップを開店できます。
まとめ
以前は専門知識がなければネットショップ開設なんて個人では不可能に近い難易度でした。
しかしネットショップ需要の伸びとともに誰でも簡単にショップ開設が可能になり、副業から本格的なショップ運営までが可能になりました。
AmazonやYahoo!ショッピングといった大手のサービスを利用しながらでも大きく稼ぐことはできますが、他社のプラットフォームを利用するということはアカウント削除の危険性が必ずあります。
長くショップ運営をしていくなら自社ショップを視野に入れ、ショップ運営に必要なスキルを身につけることで大きく稼ぐことができます。
1から100できる必要はなく自身のスキルにあったショップを選ぶことでサイトを育てていくことが可能です。