せどり収入に対してどれくらいの税金がかかるのかご存知ですか?
副業でも本業でもせどりで収入を得たら確定申告をして税金を納税しなくてはいけません。
本記事の内容
- せどりの税金はいくらかかるのか
- 納税には確定申告が必要
- 未申告では延滞税が発生する
本記事ではせどりで利益を出すとどの程度の税金が発生するのかと、確定申告の種類や無申告の場合の罰則について解説していきます。
せどりを始めたてで、まだ確定申告を経験したことのない方向けに確定申告の必要性がざっくりとでもわかるようになっています。
個人で利益を上げると納税義務が発生するので、利益を全て使うようなことはせず納税に向けてある程度のお金は残しておくようにしましょう。
目次
せどりで利益が出ると税金はいくらかかる?

せどりで利益がでれば税金を納めなくてはいけません。
税金は複数に分かれていて、納税するタイミングも異なります。
計算には売上と経費の2つが重要になるので、間違えのないように日々管理しておくようにしましょう。
納めるべき税金の種類
せどり収入に対する税金は以下が課せられます。
- 所得税
- 住民税
確定申告でせどりの売上と経費をもとに所得金額を計算し、自分で所得税と住民税を計算します。
売上-経費=所得
売上が1,000万円以上に上がり3年経てば消費税課税事業者になり消費税も納める必要があります。
簡単な税額診断の方法
確定申告で納税しなければいけない税額はネットサービスで簡単に診断できます。
フォームに売上と経費を入力するだけで簡単に所得税、住民税をシミュレーションできます。
外部リンク:青色申告の税額診断
青色申告と白色申告で納税しなくてはいけない大きく金額が変わるので、確定申告の際に申告方法を選択する参考になります。
税金を納めるには確定申告が必要

せどりで収入を得たなら副業でも本業でも確定申告が必要です。
確定申告をするタイミングで所得税を納税します。
税務署で確定申告書を確認し還付するお金があれば還付を受けることもできます。
住民税については所得情報が税務署から市区町村に送られ、後日引き落としまたは振り込みで納税するようになります。
利益額が低ければ確定申告は不要
利益が少なかったり、赤字だったりする場合は確定申告する義務はありません。
- 副業なら20万円
- 本業なら48万円
副業なら本業の給与所得以外に20万円を超える収入があった場合には確定申告が必要になり、20万円以下なら確定申告は不要です。
本業の場合には48万円を超える収入があった場合には確定申告が必要になり、48万円以下なら確定申告は不要です。
基準より低ければ確定申告の義務はありませんが、赤字などにより還付が受けられるケースでは確定申告した方が得する場合もあります。
確定申告の申告方法は2種類
確定申告の申告方法は大きく2種類の方法があります。
- 白色申告
- 青色申告
白色申告の場合は帳簿管理が簡単で、提出する確定申告書も少なく済みます。
青色申告の場合は複式簿記での記帳が必要で記帳方法が難しい反面、控除額が大きく節税可能なオプションが多く準備されています。
白色申告 | 青色申告 | ||
---|---|---|---|
記帳方法 | 単式簿記 | 単式簿記 | 複式簿記 |
控除 | 0 | 10万円 | 55または65万円 |
提出書類 | 確定申告書B 収支内訳書 控除を受けるための関係書類 | 確定申告書B 青色申告決算書 控除を受けるための関係書類 |
青色申告は事前に開業届と青色申告承認申請書の提出が必要。
確定申告をしないと延滞税が発生する

確定申告が必要なのに申告しなかった場合や、意図的に申告しなかった場合には日割り計算で延滞税が発生します。
確定申告の申告期日を過ぎた日から計算されるため、申告が遅くなればなるほど金額は大きく膨らみます。
申告漏れに気付いたなら早めに税務署に相談するようにしましょう。
無申告で課される税金
税務署の指摘により無申告であることが発覚した場合は次の2つの延滞税が加算されます。
- 無申告加算税
- 延滞税
無申告加算税
無申告延滞税は50万円までは15%、50万円を超える分には20%が加算税として課せられます。
延滞税
延滞税は遅延が発生した日から完納されるまでの日数を日割りして計算されます。
外部リンク:延滞税の計算方法|国税庁
申告漏れなら指摘される前に自己申告
延滞が発生した場合、自分から申告するのと税務署から指摘を受けるのでは納税する金額が変わってきます。
自分で税金の納付が遅れていることを申告した場合、無申告加算税の納税額が減額されます。
遅れていることに気づいた場合は自主的に申告しましょう。
まとめ
せどりで収入を得れば確定申告をし税金を納税しなくてはいけません。
必ずしも確定申告が必要というわけではなく、収入が小さけれは申告の必要はありません。
収入は基準額以上ならば必ず確定申告し、税金を納税しなくてはいけません。
納税義務がありのに申告せずにいると延滞税が発生し、無駄に多くの税金を納めなくてはいけないので、確定申告が必要な場合には必ず申告するようにしましょう。