ビジネス用途でAmazonを利用しようとした際、Amazonビジネスというものがあるらしいが、個人アカウントとビジネスアカウントでは何が違うのか分かりづらいと思いませんか?
ビジネスようとでの利用ならAmazonビジネスを利用した方が個人アカウントよりも利点が多々あります。
法人または個人事業主に限定されたサービスだからこそ、ボリュームディスカウントが効いたり、業務効率化を図るための仕組みが整備されているからです。
この記事では、個人アカウントとビジネスアカウントを比較してAmazonビジネスとどこが違うのかを解説していきます。
この記事を読むと、Amazonが提供する購買業務の効率化のサービスがどういうものなのかを知ることができます。
Amazonを使ったことのある方なら、Amazonビジネスが業務効率化に必要なサービスであることが理解できるはずです。
目次
Amazonビジネスのアカウントは個人アカウントとの違い6点

ビジネスアカウントと個人アカウントには主に7つの違いがあります。
Amazonビジネスは複数人で1つのアカウント(組織)を利用することを前提にしています。
もちろん個人でも利用できますが、複数人で管理するための便利機能がいくつか追加されているので、その点が個人アカウントとは大きく異なります。
アカウントの違い
- 会員登録条件
- 利用できるユーザー数
- 決済手段
- 割引サービス
- 管理機能
- プライム会員特典
個人アカウントと同様のサービスになっている部分もあります。
- 基本利用料
- Amazonポイント・配送料
以下で詳しく解説していきます。
登録できるのは法人・個人事業主
Amazonビジネスに登録できるのは法人または個人事業主のみになっています。
個人アカウントには登録条件はなく誰でもアカウントを作ることができます。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
登録条件 | 誰でも登録可 | 法人または個人事業主 |
アカウント登録の際に簡単な審査があり、審査を通過した方でないと利用することはできません。
個人事業主の場合にみ、審査にあたり書類の提出を求められますが、開業しているかどうかの確認だけなので難しいものではありません。
1ユーザーから複数人で利用できる
Amazonビジネスは1人でも利用できますし、ユーザー数に上限なく無制限で利用できます。
個人アカウントの場合は個人での利用に限られているので1人だけでの利用になります。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
ユーザー数 | 1人 | 1人〜無制限 |
後払い決済も利用可能
個人アカウントで利用できる決済方法はAmazonビジネスでも利用することができます。
Amazonビジネスではさらに、請求書後払いと、法人クレジットカードでの支払いが利用できます。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
決済手段 |
クレジットカード デビットカード ケータイ決済 Amazonギフト券 コンビニ・ATM ネットバンキング・電子マネー払い 代金引換 |
請求書払い(後払い) 法人クレジットカード クレジットカード デビットカード ケータイ決済 Amazonギフト券 コンビニ・ATM ネットバンキング・電子マネー払い 代金引換 |
ビジネスだけの割引サービスあり
タイムセールや、クーポン以外でもAmazonビジネスには割引サービスがあります。
ビジネス用途で購入する場合、一度に複数個まとめて購入するケースがよくあります。
Amazonビジネスではまとめ買いすることで安くなるボリュームディスカウントがあります。出品者に対して割引交渉することもできて、商品ページに表示されている金額からさらに安くなる割引サービスがいくつも用意されています。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
割引サービス | なし | 法人割引 数量割引 累積購入割引 |
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アカウント管理機能あり
複数人で利用するためにAmazonビジネスにはいくつもの管理補助用の機能があります。
備品を購入する前の申請・承認過程を省略するための機能や、利用できる予算の設定など、ビジネス向けの機能が充実しています。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
管理機能 | なし | 見積書発行(PDF) グループ・ユーザー管理 購買予算や購買ルールの設定 購買分析ダッシュボード |
プライム会員料金・特典
Amazonビジネスは複数人での利用を前提としているので、ユーザー数に応じてプライム会員の年会費が変わります。
1人〜無制限まで幅広い層に合わせたプランが選択できますが、使える機能についてはほぼ同じです。
個人アカウントとの大きな違いは、個人向けで利用できていたPrime Videoなどのプライム会員特典がAmazonビジネスでは利用できなくなります。
個人での利用を前提としたDUOプランでのみ、AmazonプライムとBusinessプライム両方の会員になることでPrime Videoなどを利用できるようになります。
ビジネスアカウントではPrime Videoなどの個人向けのサービスは無料利用できません。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
プライム会員 | 500円/月 税込 4,900円/年 税込 |
DUO 2,450円/年 税込(1ユーザーまで) ESSENTIALS 4,900円/年 税込(3ユーザーまで) SMALL 13,500円/年 税込(10ユーザーまで) MEDIUM 37,800円/年 税込(100ユーザーまで) UNLIMITED 270,000円/年 税込(ユーザー数無制限) |
プライム会員特典 | 当日お急ぎ便無料 お急ぎ便無料 Prime Video Amazon Music Prime Prime Reading Amazon Photos |
当日お急ぎ便無料 お急ぎ便無料 累積購入割引 購買分析ダッシュボード 購買コントロール |
BusinessプライムDUOプランのみAmazonプライムの会員特典の併用できる。
基本利用料は0円
Amazonビジネスも個人アカウントも基本利用料はかかりません。
どちらもプライムサービスに入会しなければ月額費用は発生しません。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
基本利用料 | 無料 | 無料 |
Amazonポイント・配送料
Amazonポイント、配送料の条件もAmazonビジネスでも個人アカウントでも同条件になっています。
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
---|---|---|
Amazonポイント | 利用可能 | 利用可能 |
配送料 | 2,000円以上で無料 | 2,000円以上で無料 |
ビジネス・個人アカウント、登録は基本1つだけ

Amazonでは一人当たり1アカウントを前提に利用することができます。
Amazonビジネスに登録する場合でも、登録画面では個人アカウントからの移行を勧められます。
1つのメールアドレスで登録できるアカウントが1つだけなので、メールアドレスを複数用意すれば複数アカウント所持することもできます。
すでに個人アカウントを持っているとデータ移行できる
Amazonビジネスに登録する際、すでに個人アカウントを登録している場合にはそのアカウントをビジネスアカウントに移行することができます。
ビジネスアカウントに移行すると、過去の購入履歴などもそのまま引き継ぐことができます。
会計業務効率化にもAmazonビジネスは使えるため、過去の購入履歴を引き継ぐと仕訳作業の効率化が図れます。
Amazonではビジネスアカウントに移行したアカウントは、個人向けのAmazonにログインすることができなくなります。
ビジネスアカウントを解約すると個人アカウントに移行する
Amazonビジネスのアカウントを解約すると、そのアカウントは自動的に個人アカウントに移行します。
Amazonでは個人アカウント、ビジネスアカウントのどちらか片方にしかログインすることができません。
ビジネスアカウントに登録したアカウントで個人アカウントにログインしたい場合には、ビジネスアカウントを解約する必要があります。
まとめ
法人・個人事業主でまだAmazonビジネスを利用していないのであれば、割引サービスがあったり業務効率化が図れる点で利用しない手はないです。
簡単ですが、事前審査があるので個人では登録できないので、開業済みの方や備品購入の経費を削減したい方におすすめです。
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